LIVElog/@ぴあ | FUJI ROCK FESTIVAL'10 2日目

FUJI ROCK FESTIVAL'10 2日目

フジロック2日目はまずまずの好天でスタート!
前日の失敗を教訓に、時間に余裕をもっていざ、出発。


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【7/31(土)/フジロック2日目】

晴天でスタートした2日目、真っ直ぐ向かったのは我らがアニキ、怒髪天@ホワイトステージ。
「はいお早う! 外タレのフェスだと思ってたから、英語のMC考えてきた--グッモーニン、ジャパン!・・・だけだけど」
「フジロック初参戦ということで、電報も来ています。bloodthirsty butchers、吉村秀樹より」
と、朝からMCも絶好調、増子節炸裂。
しかし、沸かせるのはMCだけじゃない。
『労働CALLING』『アストロ球団応援歌』『酒燃料爆進曲』など続々と披露し、
“日本に怒髪天あり!”と言わんばかりのさすがの佇まいを見せてくれる。
増子兄ィの仁義(?)ポーズが最高のカバー『夏のお嬢さん』も。
それにしても、怒髪天のナンバーは、頑張って仕事して、フジロックに来たみんなへの応援歌のようだ!
それを証明するかのように、朝イチからアンコールを求める歓声が鳴り止まない!!
メンバーが会場入りする時には
「お客さんが2列くらいしかいなくて、背筋が凍った」とMCで笑いを誘った増子だが、
そんな心配なんのその、気づけば大入り。
次はグリーンステージでぜひ観たい。



ここでご飯を、と向かったオアシスエリアだったが、
隣のレッドマーキーでは、初日に続き2ステージめとなるダーティー・プロジェクターズがプレイ。
昨日観そびれていたので、当然覗く。
--なんという声、なんという音。
かのビョークが惚れ込んでいるというのも頷ける。
ともすれば、変拍子は違和感を拭いきれない場合もあるが、
彼らのそれは気持ちよく身体に沁みこんでくる。
甘美さもあり、どこかハズれた感じもあり。
ロックやエレクトロ、フォークなど様々な音楽性を内包しつつも、
ポップに昇華されたサウンドとハーモニーが溶け合う響きはクセになる。
中毒者続出系バンドのひとつ。



ご飯を買って再びグリーンへ。
ステージでは、ジョン・バトラー・トリオがオーガニックで雄大なメロディを奏でている。
なんて贅沢な時間!
フェス飯を堪能しながらジョンバト。これもフジロックならでは。

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ここで雨がザッと降る。

続くラインナップはクーラ・シェイカー
再結成して2度目の登場。
みんな待っていたのか、『Hey Dude』『Hush』はアガるなぁ。



そしてレッドマーキーへと向かう。
多くのファンが待ちわびているということか、同じステージを目指す人の波、そのTシャツには「PONTIACS」という文字が。
ポンティアックと言えば外車の名前であるが、
歌詞に歌われたかっこいいロック・ナンバーがブランキーにあったっけ。
そう、次なるレッドマーキー登場は、PONTIACS
ベンジーこと浅井健一、照井利幸、有松益男からなる新バンドだ。
浅井と照井は、2000年、このフジロックでBLANKEY JET CITYのラスト・スタンドを行ったこともあり、
フジロッカーズの思い入れも深いことだろう。
その証拠に、開演予定時刻まで10分以上もあるというのに、
レッドマーキーではメンバーの名前を呼ぶ声が絶え間なく起こっている。
なんだかグッとくる。
ファンからの熱いラブコールに応えるかのように、時刻ピッタリ、3人はステージに現れた。
ひときわ大きな歓声が上がる。
早くもヒートアップするオーディエンス。
1曲目を終えたところで、
「ハロー、フジロックベイビーズ。We are PONTIACS」とベンジー。
沸点はとうに超えている観客を前に、次々とナンバーを繰り出す3人。
『GALAXY HEAD MEETING』『SHINJUKU』『STOOGEES』など、曲はすべてオリジナル。
ゆえに、熱狂しつつも、PONTIACSのナンバーをじっくり聴き入れたいというファンの真剣な顔も印象的だった。
3ピースならではのシンプルさ。
ヒリヒリするようなソリッドさ。
激しいけれどそれだけでない新しいロックンロールの誕生に、レッドマーキーは白熱しっぱなしだった。

私は幸運にも、7月に行われたPONTIACS初ライブを目撃でき、
その際にも相当の衝撃を受けたのだが、今回、凄まじいほどに変化を遂げていることに驚いた。
強者3人が集結したこのバンド、まだまだ発展途上にある、ということだ。
PONTIACSの今後が楽しみでならない。

余談だが・・・フジロックと言えばベンジー。そんな構図がすっかりできあがっているなー。
ちなみにベンジーのギターはグレッチではなく、レスポールでした。



ここで再び、大好きオアシスエリア。
チョイスはスムージーとアボカドタコライス。

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火照った心身にジャジーでスリリングなピアノが心地よいジェイミー・カラム@グリーンステージ。
攻め立てるプレイでオーディエンスを引き込んだストレイテナー@ホワイトステージ。
などなど堪能しながら休憩。

ホワイト入り口の川。

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霧雨が降ってきた。
ここからしばらくラインナップ表とにらめっこ。
どうしても観たいものが重なる・・・苦渋の取捨選択を迫られることもある。
これもフジロック。



日も暮れてきたころ、満場のホワイトに登場したのはザ・クロマニヨンズ
『弾丸ロック』『エイトビート』『鉄カブト』『あさくらさんしょ』『タリホー』・・・と
オーディエンスをアゲまくり。
『草原の輝き』では、ヒロトの吹くハープが山々にこだまする。

「どこでやるのも楽しいなぁ。こんなロックンロールが好きな人が集まってるところで
やれるなんて、本当にホームだよ。世界中にアウェーはない。ただいまー!!・・・・・・今、うまくまとめた(笑)」とヒロト。
マーシーもニコニコしている。
いつも思うけれど、ザ・クロマニヨンズはフェス出演の心意気が、何とも素敵すぎ。



ザ・クロマニヨンズ終了と同時に、また雨。
今いる場所はホワイトステージ。
次なる登場はワン・デイ・アズ・ア・ライオン。
同時刻のグリーンステージはロキシー・ミュージック・・・。
初日にゲットしたロキシーTシャツが脳裏に浮かぶ。
あぁ、悩む。
しかし、ワン・デイ・アズ・ア・ライオンには入場規制がかかることを想定し、
苦渋の決断の結果、ロキシー・ミュージックをあきらめる。
Tシャツ買ったけど。



それにしても。
ホワイトに集まった来場者の期待に満ち溢れた表情、そしてやっぱりの入場規制からも、
ワン・デイ・アズ・ア・ライオンへかけられた期待の大きさが窺える。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのザック・デ・ラ・ロッチャに
元マーズ・ヴォルタのジョン・セオドアからなるユニット、ときたうえに、
これが本格的な初ステージとくれば、世界の注目が集まるといっても過言ではない。
予定時刻を押してのメンバー登場に大歓声があがる。

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ステージはサポートを入れた編成でスタート。
演出も派手さもまるでない無骨なステージ。
ザックのラップが“むきだし”な分だけ、シンプルな音と声がダイレクトにオーディエンスを直撃する。
雨が熱蒸気としてあがっているのが目に見える。
“伝えよう”と意志のあるラップの力強さに身動きがとれない。
演奏は、無機質だけどスリリング。
レイジのような爆裂感は正直ない。
だけど、キーボード、ドラム、ラップという編成での新たなカタチが、しっかりとここに誕生していた。
あっという間の約40分だった。
そういえば、ザックは第一回目・嵐のフジロックにレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンで出てたな。

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ワン・デイ~終わりでロキシー・ミュージックへ移動・・・とも思ったが、
次のホワイトでのMGMT、また入場規制の予感大のため、
やっぱりロキシーをあきらめたまま、ホワイトで待機。

すると、友人からの連絡網により、グリーン~ホワイト間にてMGMT入場規制体制に突入とのこと。
人気者である。
ぎっちぎちのオーディエンスに迎えられたMGMT

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クールでポップなエレクトロ感も、どこか混沌とした感じも、
すべてがMGMTを体現していた。
だけど、この日はもっと大きな何かで包まれているような、
いや、包まれているというより、バンド自体が何かを発生させているような、
得体の知れないものもサウンドとともに届けていたように思う。
観ていて不思議な感覚を覚えずにはいられなかった。
なんか化けていく感覚? うーむ、なんだろう。
次の来日が早くも楽しみになった。

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『Time To Pretend』を聴きたいけれど、クリス・カニンガムも見届けたい、
という欲張り心を捨て切れず、途中でグリーンへ。



グリーンステージへ到着すると、さっきまでのMGMTの余韻から一瞬にしてダークサイドへ。
あえて詳細までは書かないが、インパクトの強い映像にレーザーやスモークが
見事な融合を成し遂げている。

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音と映像のタイム感に、しばし放心。
気味が悪いのに目が反らせない。
っていうか、この完璧具合、心底、ホントーに凄いと思う。
見渡すと、みんな無言。
ステージ終了後も、みんな無言でレジャーシートを片づけ始める。
それほど、衝撃的なものでした。



さぁ、今日も「ROOKIE A GO-GO」へ行こう!

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THE PALACE OF WONDERでは、こんなパフォーマンスも!

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ビートルズのリボンがお洒落なハット! 小さなフジロッカーズ。

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フジロックいち、キュートなカップル発見!

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★本日の見逃し組・・・ヴァットウ・ニグロ、サード・アイ・ブラインド、ジョン・フォガティ、ロキシー・ミュージックなどなど。

Text:秋元美乃

>>「FUJI ROCK FESTIVAL'10」1日目のレポート

>>「FUJI ROCK FESTIVAL'10」3日目のレポート

>>夏フェス特集2010

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