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FUJI ROCK FESTIVAL'10 1日目

7月30日、31日、8月1日の3日間にわたり、
今年も新潟県苗場スキー場にて「FUJI ROCK FESTIVAL'10」が開催された。
14回目となった今年は、前夜祭を含め、延べ125,000人が来場。

スーパーバンドが多数出演し、世界的にも注目を集めた本フェスの模様を、
まずは1日目のレポートから日別にお届けします!

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【7/30(金)/フジロック1日目】

昨夜22時ごろ、越後湯沢に到着したときは視界も霞むほどに降りしきっていた豪雨もひと段落し、
まずは曇り空で幕を開けたフジロック。
開催前の猛暑のせいもあり“今年は特に要注意”と、事前問題として
フジロッカーズの間を飛び交った山ブヨ・芝ダニ情報のおかげで、対策もバッチリ!
いざ、会場へ。

と、意気込んだところでいきなりつまずく。
ホテル~キャンプサイトエリアを抜けて入場ゲートへと続く道筋で大渋滞。
大人しく牛歩戦術で少しずつ会場へ近づくも・・・あ~始まった!
なんと今年は場外でスタートの11時を迎えてしまった。
こんなこともある。
はやる気持ちをはやらせたまま、リストバンドを交換しゲートを通過。

グリーンステージ、今年のトップバッターは初登場のSuperfly
厚い雲を遠くへ吹き飛ばすような志帆の歌声のパワフルさといったら!
その堂々としたアクトに観惚れながら、体はホワイトステージへ。



ホワイト・トップバッターはTHE BAWDIES
これは見逃したくなかった。
彼らを初めて観たのは、5~6年前。
あまりに日本人離れしたソウルフルな歌声とプレイに、
思わず「ここはどこだ!?」と錯覚するほどの衝撃を受けたものだった。
それから度々ライブを観てきたが、2007年にはフジロック新人ステージ「ROOKIE A GO-GO」(こちらもトップバッター)に出演。
そこで1組目にして早くもアンコールの声援が沸き起こった時は、はたから見ていても感動的だった。
そんな彼らが、今年はホワイトステージに・・・!
と、勝手に感慨深い気持ちを抱きながらの道中、次第に聴こえてくるROYのシャウトがはんぱない。
ようやく到着したホワイトステージはすでにダンス・フロアと化しており、
矢継ぎ早に放たれるロックンロールがハッピーなヴァイブスをもって響き渡っている。
『EMOTION POTION』『KEEP ON ROCKIN'』など、みんなをとことん楽しませてくれる選曲も抜群だが、
何よりも、ステージ上の4人が誰よりも楽しんでいる様子が、観ていて本当に気持ちいい。
着実に飛躍し続けるバンドは、同時にバンドとしての器も大きくなっていくのだと、
またまた勝手に感慨深く再確認できたステージだった。



心身ともにゴキゲンでグリーンステージへ移動、次なるアクトはアッシュ
ギタリストに、ブロック・パーティーのラッセル・リサックを迎えた4人編成での登場だ。
新作『A-Z Vol.1』からはもちろん、明るく甘酸っぱいポップなギター・ロック・ナンバーが
次々と繰り出される。
正午過ぎのこの時間、彼らのサウンドはよく合うなー。
『オルフェウス』『カンフー』はさすがの盛り上がり。
それに、この人たちは、何年たってもなんとも瑞々しい。


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ASHを聴きながら、Tシャツ物販に並んでみる。
うだるような暑さの中、待つこと約1時間半。
悩んだ挙句、ロキシー・ミュージックのTシャツをゲット。
やっぱり、LCDサウンドシステムも買えば良かった。



そうこうしているうちに、ザ・クリブスのライブがスタート。
2年前はホワイトステージ出演だったが、今年は一番の大舞台。
ジャーマン3兄弟に、元ザ・スミスのジョニー・マーが加わったこともあり、
グリーンステージには幅広い年代のオーディエンスが集まっている。
ジョニー・マー特有のギターのトーンは健在!
決して歪んでなく、キラキラとした万華鏡のようなギター・サウンドが苗場の自然に溶け込む。
「ジョニー ト イッショノ ハジメテノ フジロックデス」というMCに大いに沸く。
4人組というよりも、どうしてもジャーマン3兄弟+ジョニー・マーという構図に見えてしまう感は否めなかったが、
バンドの堂々としたステージに、あたたかい歓声がやまなかった。



ここで腹ごしらえ=オアシスエリアへ。
「いつも、あの場所にあったあのお店がない」
「これは新しいお店だね」などと話しつつ、
なぜかフジロックに来ると必ず食べたくなるタイラーメンをチョイス。
BGMはレッドマーキーから聴こえてくるMIIKE SNOW。
耳も舌もおいしいとこ取り。
これもフェスの醍醐味のひとつです。

場内では、外人さんがこんなパフォーマンスも。

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お次はフジ初参戦のミュートマス@グリーンステージ。
噂には聞いていたが、この人たち、相当おかしい、もとい凄い。
強靭なリズムとグルーヴ、そしてキャッチーなメロディが強烈なエネルギーを倍増させながら
迫ってくる感覚は、味わったことのないものだ。
豪快かつ爽快かつ奇天烈なビートで一気にオーディエンスを引き込むと、
そこから先に広がるはフリーダム・ワールド。
ボーカルはキーボードを弾きながら逆立ちしたり、
ドラムはスティックを持ちながら色々なものを叩いて徘徊。
しまいにはドラム・セットに水をぶちまけ、水しぶきをあげながらのドラミングなど、
自由奔放? 天衣無縫? なステージにオーディエンスは終始釘付け。
それでいてきっちりと“祝祭空間”的サウンドを創り上げている彼ら。
“最強のライブ集団”と称される所以、たしかに大アリ!


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15:00を過ぎると、忍び寄ってきた厚い雲からパラパラと・・・きた! 雨!!
そう思った時には、みんなもうレインウェア姿に。
さすがです、フジロッカーズ。
雨具も準備万端なら、変わり身も早い!
年々カラフルにお洒落になっていくレインウェア&長靴は、見た目も楽しい♪

豪雨の中、がっつりとロック・ファンの心をぐいぐいと引っ張ってくれたKEN YOKOYAMA@グリーンステージ。
ゆるめの掛け合いもクールに届くTHE XX@満員のレッドマーキー。
など、ちら見しつつ休憩。
完全防水のはずのレインウェアがちょっと染みてきて少しヘコむが、楽しさが打ち勝つ。



続くグリーンステージはゼム・クルックド・ヴァルチャーズ
今日一番の破壊力満点のヘビーな音塊が山々にこだまする。
それもそのはず。
ギター&ボーカルはクイーン・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュア・オム!
ドラムはフー・ファイターズのデイヴ・グロール!!
ベースはレッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズ!!!
言わずと知れたスーパーバンドが放つサウンドは、これまたスーパーです。
百戦錬磨の3人が繰り出すサウンドは、もう色んな要素が織り交ざり一体となって、
それはそれはブっといグルーヴとして放たれていた。
ジョンジーが披露したニクい演出も華麗なピアノも印象的。
そして、フーファイで歌う姿もかっこいいけれど、デイヴのドラミングは本当に圧巻。
いいもの観られました。

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ジプシーアヴァロン、フィールドオブヘヴン、と各ステージを通りながらオレンジコートへ。
マグマをちら見し、再びグリーンへ。
そして、今年1本目のもち豚。

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いつの間にかすっかり夜を迎えた初日。
本日のグリーン・ヘッドライナーは、3年ぶりの登場となるミューズ
雨もひとまず止み、厳かな空気でスタートしたのだが、目を見張ったのがド派手な衣装。

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マシューは上下赤ラメスーツにレーザーサングラス(?)。
ドラムのドミニクはなんと全身シルバーの宇宙人コスチューム。
今やモンスター・バンドの仲間入りを果たした彼ら、見た目も抜かりなし。
このふたりの派手さに圧倒されて、ベース/クリスの衣装は思い出せません。
いやはやしかし、ライブは服に負けないダイナミックなブリティッシュ・ロックが大炸裂。
マシューも拳を振り上げての熱唱。そして大合唱。
この衣装をもっと楽しみたい、と思いつつも、
『Uprising』『Supermassive Black Hole』など堪能したところで移動。

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向かった先は、ホワイト・大トリの!!!
目に飛び込んできたのは、グルーヴィーなサウンドにのってくねくね踊る短パンのフロントマン、ニック。
タオルをムチのように振り回したり、もはやヒゲダンスにしか見えないダンスで縦横無尽に飛び回ったり。
いやぁ、いつも魅せてくれるよなー。

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パンクもロックもディスコもファンクも飲み込んだ、
快楽的でありながらも攻撃的なビートを溺れるほどに浴びせかけられる快感。
盛り上げの天才、と言えるアゲアゲのパフォーマンスもさることながら、
彼らの凄さは、一瞬にして自身の世界に引き込むポップネスにある。
剛柔を併せ持つ音の魔力、というか、猥雑なんだけどピュアでディープなビート感も彼らならでは。
単純に、「なんかもう、楽しい!!」と思わせてくれるスタイルもたまらない。
彼らはきっとこの日のステージで、さらに多くのファンを獲得したことだろう。
満場のオーディエンスの笑顔が、そう確信させてくれた。

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さぁ、「ROOKIE A GO-GO」へ行こう。
フジロックはまだまだ眠りません!

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フジロックでは1日1本、の五平餅。

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★本日の見逃し組・・・SUPER JUNKY MONKEY、MUSTANG、MORIARTY、コリーヌ・ベイリー・レイなどなど。

Text:秋元美乃

>>「FUJI ROCK FESTIVAL'10」2日目のレポート

>>「FUJI ROCK FESTIVAL'10」3日目のレポート

>>夏フェス特集2010

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