LIVElog/@ぴあ | 浅井健一 @渋谷CLUB QUATTRO

浅井健一 @渋谷CLUB QUATTRO

ソロ・ニュー・アルバム『Sphinx Rose』を手に、
全国ツアー真っ最中のベンジーこと浅井健一

ライブハウス・ツアー、東京は11月15日・CLUB QUATTROのみという、
プレミアムな公演となった一夜の模様はこちら!

ホール・ツアーも目前です!!

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ニュー・アルバム『Sphinx Rose』を携えた全国ツアー「GOD MOTEL」
ライブハウス・ツアーというだけに、東京公演はまさかのCLUB QUATTRO。
端から端までぎっしり埋まった満員御礼の場内は熱気も半端ない。

アルバムと同様『スケルトン』で幕を開けると、『DEAD ROCK STAR』『Mad Surfer』など怒濤のロック・ナンバーが相次いで繰り出され、フロアは早くも大ヒートアップ状態に。
息をもつかせぬ展開に、体も気持ちも思わず前のめりになっているところに、浅井健一がひと言
--「GOD MOTELへようこそ」
どうやらここは、ゆっくりひと休み、なんて場所のモーテルではなさそうだ。
けれど、この上なく気持ちのいい空間であることは間違いない。

この一連のソロ・プロジェクト・ステージのメンバーは、浅井健一(vo&g)に加え、
深沼元昭(g&cho)、中條卓(b&cho)、椎野恭一(ds&cho)、岡村美央(vi&key)という布陣。
2009年初夏からのライブはこのメンバーでプレイしており、
ベンジー初のツイン・ギターという編成もだいぶ見慣れてきたが、
この日は、より歌がぐっと近くに感じられるようだった。
例えば「おまえが好きさ」というシンプルな言葉が歌われる『はかない命』では、
歌と2本の違うギターの音色が、とくにそれぞれの色を際立たせているように聴こえ、圧巻だった。

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今回のアルバムは、研ぎ澄まされたサウンド作りゆえシンプルな印象が強く持たれがちだ。
だが、だからこそ、浅井健一の世界観がより明確ににじみ出て、
聴いていると、人間味のあふれる何か大きなもので包まれるような感覚がある。
愛もやさしさも強さも光も内包した音楽は、放たれただけで
周りを楽しくさせ、ドキドキさせ、笑顔にさせる。
ライブではそれがダイレクトにオーディエンスに伝わり、
強烈なロック・チューンも繊細なミドル・チューンも変わらぬ熱でもって耳に、胸に、体に届く。
1曲1曲の純度を高めんばかりの深沼のギター、
どっしりとしたグルーヴでリズムの軸を担う中條のベース、
柔軟性と強度が絶妙なバランスで融合されたビートを叩き出す椎野のドラム、
透明感あふれる音色を奏でる岡村のバイオリン。
その上に広がる浅井健一の世界は、なんとも自由でクリアだ。

『COOLER』『光のスクリュー』『SALINGER』など新旧織り交ぜたセットリストで
展開したノンストップのステージは、鳴り止まない声援に応えてアンコールに突入。
1曲目は『Your Smile』
シンプルなメッセージとやさしいメロディに導かれ、
タイトルどおり自然と笑顔になってしまう魔法のようなナンバーだ。
ステージからは、フロアのみんなの顔が見えただろうか?
そしてこれからの季節にピッタリな『ライラック』、スリリングなロック・ナンバー『DEVIL』と続き、
約2時間にわたる「GOD MOTEL」は幕を閉じた。

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浅井は日頃から、自分の作る音楽にメッセージなどない、と言う。
でも、オーディエンスは確かに色々な“何か”を受け取っている。
その証拠に、汗でぐっしょりになったお客さんたちの顔からは、あふれんばかりの笑顔がこぼれていた。
そんな素敵な空間「GOD MOTEL」は、ホール・ツアー「MERCURY」へと続く。
これはぜひとも生で体感してほしいと、切に思う。

Photo●岩佐篤樹
Text●秋元美乃

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