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怒髪天 @SHIBUYA-AX

結成25周年を記念して、前代未聞の大感謝祭を開催した怒髪天
あんな人、こんな人・・・多数ゲストが集結し、
豪華すぎる一夜となったステージの模様はこちら!


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10月29日、我らがアニキ・怒髪天が結成25周年を記念し、特別企画ライブ『怒髪天 結成25周年特別企画 “オールスター男呼唄 秋の大感謝祭-愛されたくて・・・四半世紀-”』をSHIBUYA-AXにて行った。

1984年の結成以来、途中に活動休止を挟んだものの、ブレることのないスタイルで真摯に活動を続け、早25年。ここ最近は、「トップランナー」や桃屋の新商品「辛そうで辛くない少し辛いラー油」のCMにも出演するなど、ようやく時代が怒髪天に追いついてきた感がビシビシと漂っている。

そんな彼らをお祝いすべく、当日はなんとも豪華な、いや豪華すぎるメンツがAXに集結し、1800人のファンとともに熱い一夜を繰り広げた。

まずは本日の主役、怒髪天の登場に会場から大きな笑いが沸き起こる。
それもそのはず、メンバー4人がなんと、バッチリきめたタキシード姿で現れたのだ。
そしてセットにはベストテンのようなミラーゲートを用意。
「25周年にして初めてのステージセット。今日は俺たちが主役だから!
今日は君たちとゲストが俺たちをもてなす会だ!」と、ライブはスタート。
ちなみに、本公演のゲスト陣は当日まで一切シークレット。
「ゲストにオファーした99%の人がOKしてくれたから、予定とはずいぶん違った内容になる」との言葉通り、ゲストが怒髪天の曲を次々にカバーしていく、という展開となった。
当の怒髪天は、総合司会を務めたロマンポルシェ。とステージ端でライブを観覧、というスタイル。
こんなステージ、未だかつてあっただろうか?

では以下、セットリストと怒濤のゲスト陣をご紹介。

◆『欠けたパーツの歌』
JAPAN-狂撃-SPECIAL+暴動(g/グループ魂:宮藤官九郎)

ミラーゲートをいち早くくぐったトップバッターは彼ら。
どよめくフロアを前に疾走感満点の演奏で、スペシャルな一夜になることを十二分に予想させた。グループ魂が2008年に開催したイベント「グループ魂の秩父ぱつんぱつんフェスティバル」に、怒髪天とJAPAN-狂撃-SPECIALが登場したという経緯あり。

◆『ドンマイ・ビート』
SCOOBIE DO

普段からアゲ上手なスクービーだが、“ドンマイ”と書かれた立て札を手に、vo・コヤマシュウが客席を煽りまくり。怒髪天の中で一番ファンキーなナンバーを、とこの曲を選んだそうだが、「シンプルな曲だけど、気合を入れてやると難しい。すごい曲ですよ!」と演奏後に感想を。

◆『全人類肯定曲』
フラワーカンパニーズ+奥野真哉(key/ソウルフラワーユニオン)

全身でプレイする盟友・フラカンのサウンドに奥野の鍵盤が加わり、何とも深い味わいが印象的。「フラカンの『深夜高速』みたいな曲が作りたかったんだけど、楽しい曲になっちゃった」とは増子直純の弁。

◆『宿六小唄』    
桃野陽介(vo/monobright)、上原子友康(g/怒髪天)、ウエノコウジ(b/the HIATUS)、クハラカズユキ(ds/The Birthday)

何とも貴重な組合せに場内が沸く。
先輩たちに囲まれた桃野は見るからに大緊張の様子だったが、実はウエノも緊張のあまり、曲中の「畜生!」という掛け声を忘れる始末。「いつか怒髪天のワンマンの時にベース弾かせてください、その時に言います!」と、これまたレアな約束を交わした。

◆『ビール・オア・ダイ』
大木温之(vo/The ピーズ)&トモフスキー(vo)、上原子友康(g/怒髪天)、カタル(b/ニューロティカ)、ナボ(ds/ニューロティカ)

「俺たち、焼酎か日本酒しか飲まないけど」(大木温之)との言葉のあとに披露されたのは『ビール・オア・ダイ』。
増子曰く“狂った兄弟”こと大木温之と大木知之によるボーカルで、ステージは何ともフリーダムな趣に。途中、堂々と歌詞カードを見つつも、ゴキゲンにくるくる回りながらフロアを盛り上げた。

◆『不惑in LIFE』
増子直純(vo/怒髪天)、上原子友康(g/怒髪天)、渡邊龍一(b/DMBQ)、楠部真也(ds/The Symphonix)、ゲストg:セイジ(ギターウルフ)

6曲めにして、ようやく増子がvoで参加、しかもまたもやレアな組合せ!
ゲストギタリストにギターウルフのセイジを迎え、“増子ウルフ”さながらの共演にオーディエンスもヒートアップ。
「リハは2回。そのうちの1回はセイジさんのギターの弦は切れていた」など、演奏後のトークも大盛り上がり。

◆『うたのうた』
梶芽衣子(vo)、演奏:怒髪天

本公演一番のサプライズなゲストとなったのが、ここで登場した女優の梶芽衣子。
凛とした歌声が会場に響き渡り、異空間を醸し出す。
貫禄たっぷり!
「そのへんの教科書を見るより、怒髪天の歌を聴いたほうがいい。この人たち、魂がいいのよ!」との言葉に、さすがにメンバーも恐縮気味。
ちなみに、増子との対談がきっかけで意気投合し、今回のゲスト出演が実現したとのこと。

◆『なんかイイな』
斉藤和義(vo&g)、上原子友康(g/怒髪天)

斉藤和義は、上原子とのツイン・アコースティック・ギターで弾き語りを披露。
素朴ながらも存在感ある独特な歌声が、実にこの曲にピッタリ!
聴き惚れる、とはまさにこのことで、増子に「俺はもう、この曲は歌わない。斉藤くんにあげる」とまで言わしめた。ちなみに和義は、「本当は『ビール・オア・ダイ』が演りたかった」そう。

◆『酒燃料爆進曲』
BEAT CRUSADERS、ゲストg:吉村秀樹(bloodthirsty butchers)

この日の楽屋は始まる前から大宴会場、と増子が話していたが、それを体言するかのように吉村は一升瓶を片手にステージへ。そんな姿にふさわしく、お面軍団とともに酒ソングを派手にプレイしてくれた。
怒髪天がほとんど演奏しないステージ進行に「これはサギですよ!」とビークル・ヒダカが突っ込みまくる一幕も。

◆『杉並浮浪雲』
TOSHI-LOW(vo/BRAHMAN)、管浪栄純(g/THE BACK HORN)、上田ケンジ(b)、武藤昭平(ds/勝手にしやがれ)

怒髪天の先輩である上田ケンジや武藤、栄純が演奏するステージに、ひとり司会者サイドから登場したのは、まさかの演出で場内を騒然とさせたBRAHMANのTOSHI-LOW。
どうやら、赤坂BLITZでのBRAHMANステージ後にかけつけたらしい。
最後までノリノリで歌い上げ、颯爽と立ち去ったTOSHI-LOW。まるで夢でも見ていたかのような光景だった。

◆『小さな約束』
the pillows

怒髪天と同じく北海道出身のバンド、the pillowsがミラーゲートをくぐってくると、一際大きな歓声があがった。
音楽シーンを突き進む同士として、感慨深い思いもお互いあるだろう。
「怒髪みたいなバンド、ほかにいないだろ! 何やってもブレない、だから何やってもかっこいいんだよ!」とvo・山中さわお。すでにほろ酔いのようだったが、ロレツの回らないMCとは打って変わってステージはビシッと決めてくれた。

◆『愛の嵐』
氣志團

ゲストとして最後に現れたのは、なんと氣志團!
お馴染みのスタイルで思いっきりエンタテインメントなステージで盛り上げると、「最後はやっぱり怒髪天の登場だ!」とアナウンス!

◆『サスパズレ』
怒髪天、ゲスト陣

氣志團のアナウンスに導かれ、怒髪天メンバーがそろってステージへ。
魂のこもった歌に、サウンドに、怒号のような歓声と大合唱が会場いっぱいに広がる。
次第にゲスト陣もステージ上に集まり、最後はみんなでメンバーを胴上げ!

アンコール
◆『美学』
怒髪天

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客電が点いてもファンは一向に出口に向かう気配なし。
鳴り止まない声援に応え、ふたたびステージへ登場した彼らが演奏したナンバーは『美学』。
「俺たちができるのは、これから10年20年とやり続けること。まだまだやるぞー!」と、
男泣き・増子の気合の入った一本締めでスペシャルな一夜は幕を閉じた。

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それにしても、今回のゲスト陣の顔ぶれといったら。
現在ツアー中だったり、当日別会場でライブを終えてから駆けつけたり・・・。
何が何でも怒髪天の25周年をお祝いしたいという、
そんな一体感が会場にはムンムンにあふれていた。

聴く者の心をワクワクさせ、慰め、そして奮い立たせる怒髪天のうた。
笑えて泣ける彼らのうたに、これまでもどんなに引っ張られてきたことか。
私たちの毎日は、これからも続く。
辛いことにも悲しいことにも、まだまだたくさん出合うだろう。
でも、怒髪のうたがあれば、大丈夫!
そう確信させられたステージだった。

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Text●秋元美乃(ぴあ)




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