LIVElog/@ぴあ | GRAPEVINE @高崎club FREEZE

GRAPEVINE @高崎club FREEZE

現在、全国ツアー中のGRAPEVINE。

中盤戦となった高崎club FREEZEでのライブをレポート!!!


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7月にリリースされたアルバム『TWANGS』を引っ提げての全国ツアーを9月からスタートさせたグレイプバイン。その中盤へ差し掛かった群馬県・高崎club FREEZEへと足を運んだ。10枚目のアルバムにして新たな世界に踏み出した『TWANGS』を、どう生で表現してくれるのだろうか――そんなちょっぴり気負いに満ちた会場の空気を緩めるように、ふらりと出てきたメンバーは「ゆっくりはじめるんで」という田中の言葉から1曲目の「Twang」を奏で始める。

それでもフロアからは、興奮を抑えきれない男の子の声援が飛ぶ。ありそうでなかなかないこの関係性は、一体感とはまた違う心地よさを生んでいく。そして演奏に関しても、CDではストリングスが際立っていた「Twang」を、ライブでもアコースティックギターと揺らめく歌声を軸に、十二分に空気を掌握する力を発揮していく。さらに、アルバム収録曲で最長の「Pity on the boulevard」を2曲目に持ってくる攻撃性にもニンマリさせられる。

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MCで田中は「アゲアゲな曲は殆どないです」と笑ってたけれど、みんなで手を振り上げて同じ動きをすることばかりがアゲアゲではない、と彼らのライブを見ているとつくづく思う。小さなライブハウスを飲み込むサイケデリックでアグレッシヴな音像に、オーディエンスの心臓は完全にアゲアゲである。懐かしい「ポートレート」や、圧倒的な存在感を持つ「KINGDOME COME」なども織り交ぜながら、『TWANGS』の収録曲を全て披露。「Darlin’ from hell」では、ベースの金戸がドラムセットに向いて、パーカッショニストへ変身するという一幕もあった。それにしても、グビグビ飲みながら乱れないどころか勢いを増す田中の美声には、舌を巻くとしか言いようがない!

全26曲――彼らのライブは前々から意識を飛ばすような濃厚さを誇っていたが、それに磨きが掛かっているような印象だった。ツアーは11月28日のZepp Tokyo、そして12月5日の沖縄桜坂セントラルまで続く。唯一無二のライブを、ぜひ体感していただきたい。

Text●高橋美穂

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