LIVElog/@ぴあ | FUJI ROCK FESTIVAL'09 3日目

FUJI ROCK FESTIVAL'09 3日目

ついに最終日!
昨日は晴天に始まり、降ったりやんだりの1日でしたが、
今日もなんとかいい天気でスタート。
でも、途中でとんでもない豪雨に・・・!
そんな天気の変化にも負けず、フジロックは朝方まで大盛況!!

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■7月26日
3日目の活動スタートは、グリーン・ステージのストリート・スウィーパー・ソーシャル・クラブ
全員がサングラス&ミリタリー調のコスチュームで登場するや、爆音。
それもそのはず、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロと、ザ・クープのブーツ・ライリーによるプロジェクト・・・と聞いただけで、とてつもない音塊が予想されるが、その期待を裏切ることなく、彼らは凄まじくファンキーでパンキッシュでロックなグルーヴを叩きつける。
レイジ同様、トム・モレロはこのニュー・バンドでも闘っている。
思わず「ウォーッ!」と両拳が上がる。
これぞ真のストリート・ミュージック!
とんでもないものを観てしまった、という気分で爆音を背中に浴びつつ、次へ移動。
このバンドはぜひ、単独公演で観たい!

そして向かった先は、ホーリー・ファック@ホワイト・ステージ。
SSSCに釘付けになったため半分くらいしか観られなかったが、来て正解。
キーボード&エフェクト系(?)2人、ドラム、ベースによる4人が、ステージ中央に小ぢんまりと向き合って位置し、エレクトロでダンサブル、そしてロックなサウンドを操っている。
SSSCとはまた違う人力グルーヴの、まぁなんと気持ちいいこと!
彼らがやろうとしていることは、もしかしたらとても高度なポスト・ロックなのでは!?
それにしても、最終曲「Lovely Allen」の高揚感は鳥肌モノ。
体中の神経をギュッと天に持って行かれそうになる感覚。
こちらもぜひ、単独公演希望します!


こちらはホワイト手前、大人気の川。

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次は、ベンジーこと浅井健一を目指し、グリーン・ステージへ。
今年は再びソロ名義での活動を展開しているベンジー、いったいフジロックへは何回目の出演になるのだろうか?
何だか毎年ここで観ている気がするのは、決して気のせいではない。
バンドのメンバーは、中條卓(b)、椎野恭一(ds)、岡村美央(violin)、土屋昌巳(g/ゲスト)という布陣。
彼がツイン・ギターでステージに立つのは、今回のソロ・プロジェクトが初なのではないかと思う。
しかもそのもうひとりのギターは、先日の「FACTORY」イベントに続き、BLANKEY JET CITY時代にプロデュースも担当していた土屋昌巳。
なんとも豪華なステージ・ショットである。

ライブはいきなりブランキーのナンバー「二人の旅」でスタート。
遠巻きに構えていたオーディエンスも思わずステージ前方へと猛ダッシュ。
「ハロー、フジロックベイビーズ!」
お馴染みのセリフに沸き上がる。
「危険すぎる」「FRIENDLY」「ペピン」「ディズニーランドへ」など、どの時代の曲も、今のベンジーの息吹で大切に鳴らしてくれるのが嬉しい。
「世界中で色んなことがあるけれど、今日は今日で思いっきり楽しもうぜ」
--そう言ってラストに届けてくれたナンバーは「新しい風」。
山に、空に溶けていく澄んだメロディは、きっとたくさんの人の心にも優しく溶け込んだに違いない。


ライブ後、浅井健一がオアシスエリア内のJ-WAVEブースに登場するというので、付近で待ってみる。
しかし、なかなか現れる気配がないので、いったんレッド・マーキーの髭(HiGE)へ。
「黒にそめろ」「ダーティな世界」「ロックンロールと五人の囚人」など、壮絶パフォーマンスで満場のオーディエンスをこれでもかと盛り上げる。
髭ワールド全開!
めちゃめちゃ楽しい!!
気づくと外はどしゃ降り!!!

そして、どしゃ降りの中、じっとベンジーのトークを聞いてみる。
ふと、ついさっきのステージでのベンジーのMCを思い出す。
--「天気良くなって良かったよね」・・・。
何度も言うようだが、山の天気は相当に変わりやすい。


その後、急に“最終日”という寂しさに襲われ、“あれも観たいこれも観たい”と、あっちこっち行ったり来たり。
クラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤー(@ホワイト)にウキウキし、
BRAHMAN(@グリーン)に驚愕し、

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辿り着いた先はレッドマーキーのFRICTION

レックと中村達也、本人たちによるリハから、おもむろに本番へ。
ベースとドラムのみとは思えない音圧。
周りを見渡すと、“何だ何だこの爆裂ビートは!”と言わんばかりに外国人オーディエンスも続々集結している。
お互いの感覚を研ぎ澄ませ、時に噛み付き合うように、時に駆け引きするようにプレイするさまに、一瞬たりとも目も耳も離せない。
阿吽の呼吸どころではない、ふたりだけが成し得る音と音のせめぎ合いにクラクラする。
「Deepers」「Zone Tripper」などを繰り出し、最後は「Fire」!
ヤラれました。


その後、話題のアニマル・コレクティヴをちら見。
CDとはずい分違う。


そして最終日のヘッドライナーはウィーザー@グリーンステージ。
彼らは実は、1997年フジロック初年度、そう、悪天のため中止になった2日目に出演予定だった。
ついに念願の初参戦となるステージに、オーディエンスもビッグ・ウェルカム態勢だ。

大歓声の中、ライブはなんと、ホワイト・ストライプスの「Seven Nation Army」でスタート。
のっけから盛り上げる!
そして「undon(The Sweater Song)」に続いて早くも新曲をプレイ。
「アリガトウゴザイマス。10月リリースノ新曲デス!」と、紹介してくれるサービスぶり。

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リヴァース・クオモはこの日、
「ウィーザーは韓国ニ行キマシタ。少シ韓国語ヲ習イマシタ。今日ハ韓国語ノ先生デス。アンニョンハセヨ!」
「イマ、ギターヲ弾キマス。楽シイ!」
「フジサン! 歌ッテクダサイ。スバラシイ!」
などなど、これでもかというくらいMCを披露してくれた。
しかも日本語で。さすが親日家。

それにしても、ウジウジと極度の引っ込み思案で、かつて“泣き虫ロック”とまで言われていたリヴァースが、今はこんなに堂々と笑顔でステージに立っているのは、何とも感慨深いものがある。
途中、リヴァースがひとりレコーディングを展開する一幕も。
セットリストは「My name is Jonas」「Perfect Situation」「Photograph」などキラー・チューンに加えブラーの「Song2」まで飛び出し、オーディエンスもヒートアップ。
さらにアンコールのメドレーではマイケル・ジャクソン、ケイティ・ペリー、レディー・ガガのナンバーで楽しませてくれ、まさかの「君が代」(もちろん日本語)で大合唱!
オーラスは待ってましたの「Buddy Holly」で大・大・大合唱!!
大満足のポップ・エンタテインメント・ショーで、彼らはフジロック初登場にして見事に大トリを務めてみせた。

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と、フジロックのメイン・ステージはこれで終わりではありません。
ベリー・スペシャル・ゲストとしてステージに登場したのは、ベースメント・ジャックス
もうアゲまくりノラせまくりの必殺ダンス・ナンバー攻撃に、疲れきっているはずの体が反応する。

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みんな笑顔だし、ビートは気持ちいいし、見渡す限りのオーディエンスは狂喜乱舞のお祭り騒ぎ!
おそらく、終わり行く今年のフジロックを最後まで楽しもうという一体感も相俟って、ステージ上も観客側もまさに一大スペクタクルとしか言いようがない。
新曲「レインドロップス」が生み出す魔法のような幸福感は圧巻だった。
なんか、ベースメントが一番体力消耗したかも。
大団円でライブが終了したのは、25時ころだっただろうか。


フジロックはまだまだ続く。
深夜も眠らないステージ、ROOKIE A GO-GOへ行こう・・・。

★本日の見逃し組・・・ウィルコ・ジョンソン、アメイジング・ベイビー、ロイクソップ、高橋幸宏/Yukihiro Takahashi、POLYSICS、渋さ知らズにソウルフラワー・・・。
★本日のフェス飯・・・タイラーメン、何とかカレー、雑炊、もち豚。


リピーター続出! これがもち豚。

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さて、今年のフジロックは、これにて無事終了。
たくさんのもの、こと、そして音楽との出合がありました。
人として、再認識できたこともたくさんありました。
毎年毎年、フジロックではかけがえのない思い出が増えていきます。

そんな感謝を胸に、また来年!

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Text●秋元美乃(@ぴあ編集部)


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