LIVElog/@ぴあ | FUJI ROCK FESTIVAL'09 2日目

FUJI ROCK FESTIVAL'09 2日目

晴れた!!
山々の緑が眩いばかりに太陽に照らされ、
フジロック2日目は晴天でスタート!
今日は写真もたくさん撮れそうだ。

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■7月25日
昨日とはうってかわっての好天気に、「よしっ!」と身体も気合が入る。
足早に向かった先は、本日のグリーン・ステージ一番手、The Birthday

「今日のライブは、俺たちの大親友だったアベフトシに捧げます」
--チバユウスケの言葉が青空に放たれた。
と、同時に、観ているこちらの心も、ふっと軽くなった気がした。
一瞬、2003年にミッシェル・ガン・エレファントで同ステージに登場したアベが、朝イチで鳴らした轟音リフが脳裏によみがえる。ほんの、一瞬。

「カーニバル」「涙がこぼれそう」ではじまったこの日のライブは、1曲1曲をみんなで空へとおくり出すような感覚があった。
とくにチバとクハラの表情はどことなく険しくも見え、何かに向かっているかのようにも見えた。
だけど、確かに前を向いていた。
ステージ上のThe Birthdayは、いつものように、いつも以上の凄まじいライブをやってのけている。
観ていて、何度も奥歯を噛み締めた。
気づくと、拳をギュッと握っていた。
音に、歌声に、胸が震えた。
最後は、ゆったりとした間をとって新曲へ(彼らはこの日、2曲新曲を披露した)。
「ありがとう。楽しんで帰ってね」
--ふたたび放たれたチバの言葉にハッとする。
ラストに披露されたその新曲は、「~~SUNSHINE」と歌われていた。
この曲を耳にするのは2度目だが、ここに集まった皆には、どんな風に聴こえただろうか--。


ライブ後、なんとなく場内をグルグルと歩きながら、今、目撃した特別なステージを大切に胸にしまう。

そして、強くも伸びやかなUAの歌声が聴こえてきたので同じくグリーン・ステージへ。
緑によく映える、鮮やかなオレンジピンク(?)のドレスで登場したUA。
「やまー! サンー! イェー!」
なんて自然の中が似合う人なんだろう。
「悲しみジョニー」「黄金の緑」「情熱」など披露した彼女は、こんなMCを。
「音楽は世界を変えられるのでしょうか? 変える必要なんてあるのでしょうか? でも、もっと地球が緑色になるといいね」。
誰よりも自然が似合うUAは、この広大な苗場の自然を前に、地球を慈しんでいた。
当たり前だけど、とても大事なこと。
こんな意識を再認識できるのも、フジロックならでは。


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次に向かうはホワイト・ステージの筋肉少女帯
が、道のり大混雑のため、到着する前にもうライブがスタートしている模様。
「俺たちはアウェイかもしれないがーー」
聴こえてくる大槻ケンヂのセリフに、ホワイトへ辿りつく前から道中で大爆笑が巻き起こる。
やっと着いたと思ったら、場内のキャパをはみ出すほどの動員ぶり。
「俺は人間嫌いだけど、ここに集まってくれたみんなはワリと好き。嫌いじゃない。むしろ愛してる」
「活動を休んでいた10年のうちにちょうどフェスが盛り上がり、浦島太郎の気分だ」
「スタッフには、とにかく蚊とブヨに気をつけてください、と言われた」
といったMCとともに、「日本印度化計画」「人間嫌いの歌」「高木ブー伝説」などを披露。
どこがアウェイ?
彼らは満場のオーディエンスを、堂々と味方につけた。

ここでご飯。
本日のBGMは、ダイノジおおちのエアギターでもお馴染み、JETの大ヒット曲「アー・ユー・ゴナ・ビー・マイ・ガール」。
JETは今グリーン・ステージで、すごいライブをみせているのであろう。
オアシスエリアにいても聴こえてくるサウンドと歓声から、その盛り上がりが予想できる。
贅沢贅沢。
あ、少し雨模様。
山の天気は変わりやすい。


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ボードウォークを通ってしばし散策することに。
木々の中を抜けて気の向くままオレンジコートへ。
しかし、ちょうどステージの転換中だった。
次に始まるプリシラ・アーンに思いを馳せつつ、グリーン・ステージへと戻る。
今日の朝イチ同様、どうしても見逃せないステージが控えている。
そう、いよいよ我らがKING、忌野清志郎のロックン・ロール・ショーが始まるのだ。


フジロックを主宰するSMASHの日高社長は、このステージを清志郎の“凱旋公演”と表した。
出演バンド名は、「忌野清志郎 スペシャル・メッセージ・オーケストラ NICE MIDDLE with New Blue Day Horns」
彼と縁深い面々が多数集結し、トリビュート・バンドによるライブ。
もうどこが通路なんだかわからないくらい、みっしりと人が集まってきている。
と、フジロックのテーマソング「田舎へ行こう!」とともに、自転車に乗った清志郎がスクリーンに!
“凱旋公演”という言葉のとおりだ!

ステージには、まず泉谷しげるが登場。
「『2時間35分』を演れって言われたけど、キーが高くて歌えない」と言いながら「シュー」を披露。
「忌野は死んでねぇぜ! いつでもお前らの中にいるぜ!」とコメントし、スペシャルな一夜の幕を開けた。

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そしてウィルコ・ジョンソン&ノーマン・ワットロイ、ブッカー・T.、スティーヴ・クロッパーがステージへ。
披露されたナンバーは「In The Midnight Hour」と「The Dock of The Bay」。
豪華すぎる!

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その後、フジロック出演時の清志郎の映像とステージとのセッションで「JUMP」。

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清志郎に負けないくらいの派手な帽子をかぶって登場したCharは「ロックン・ロール・ショー」を、
浜崎貴史YO-KINGは「デイ・ドリーム・ビリーバー」を歌い上げ、観客とともに大合唱。

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続くUAは「スローバラード」を熱唱。
この大名曲を、こんなにも魂込めて歌えるシンガーは清志郎以外にいないと思っていたけれど、UAがやってくれた。

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次に現れたのは、坊主頭のお披露目でオーディエンスをビックリさせたトータス松本
三宅伸治氏にこの曲を勧められたそうだが、自らも“歌いたいから歌います!”と言ってカバーしたのは「Baby何もかも」。
演出まで真似たリスペクト心あふれる熱演が、みんなの胸を熱くする。

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続いて、“最高の2人を紹介します”というアナウンスに導かれ、甲本ヒロト真島昌利が「REMEMBER YOU」を。
まるで清志郎に届けと言わんばかりに、渾身のハープの音色も空に舞い上がる。
曲が終わるとヒロトは言った。

「ロックンロールは死にませんよ!
 世界中の子供たちが、ここにいる皆さんが
 泣いたり笑ったりするのをやめない限り、
 ロックンロールは死にませんよ!
 だから、泣き喚いてください!」

ヒロトがそう言い放ったこの瞬間を、私は一生忘れないと思う。
この場に居合わせた何万人の人も、きっとそうだろう。
そしてヒロト&マーシーによる「キモちE」へ。
最高だ!

それぞれがロックンロールへの思いを胸にあふれさせるなか、ひと際特別な歓声を浴びてステージに登場したのは、仲井戸“CHABO”麗市
CHABOだからこそのナンバー「いい事ばかりはありゃしない」に、RCサクセションでのふたりの姿がよみがえる。
沁みる。

トリビュートはまだまだ続く。
CHABOが残るステージにギターを抱えて現れたLeyonaCharaは「君が僕を知ってる」を交互に歌う。

その後、スクリーンにふたたび映し出された清志郎が、お馴染みのセリフで問いかける。
「みんなに聞きたいことがあるんだ。愛し合ってるかい?」と。

そしてラストは全員そろっての「雨あがりの夜空に」。
こんなに楽しくて、悲しくて、嬉しくて、でもやっぱり寂しくて、だけどどうしようもなく誇らしい気持ちでこの曲を歌ったのは初めてだった。
周りからは、声にならない歌声も聴こえてくる。
清志郎が遺してくれた最高の音楽と最高のスタイルは、ずっと生き続けている。
ステージと映像がシンクロしながら進行した今日の“ロックン・ロール・ショー”を、アウトロの「Oh! RADIO」を聴きながら、何度も何度も思い返していた。


さて、次なるはフジロック2日目、グリーン・ステージの大トリ、フランツ・フェルディナンド

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どこか中毒性を帯びた歌声がとびきりポップなメロディにのると、威力抜群。
万人を踊らせるのには十分なパワーと、エンタテイナーっぷりを併せ持ったステージングでとにかく魅せる。
「Do You Want To」をはじめ、最初からこんな攻めのセットリストは予想していなかっただけに、否が応にもテンションがあがる。
とくにオーラスで展開した、メンバー全員がドラムに向かって連打しまくったスタイルは圧巻だった。
アンコールでも4曲を披露した彼らは、ヘッドライナーたるに相応しい貫禄を見せ付けてくれた。


それにしても今日は、色々な感情が入り交じる1日だった。
さて、ROOKIE A GO-GOはどんなかな・・・。


★本日の見逃し組・・・イーライ・“ペーパーボーイ”・リード&ザ・トゥルー・ラヴズ、プリシラ・アーン、バッド・ブレインズ、ダイナソーJr.などなど・・・。
★本日のフェス飯・・・ドネルケバブ、五平餅、チョコバナナアイスクレープ、ハイジカレー、もち豚。

これがフジロック名物、もち豚。

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ヒトハタウサギは、夜になるとライトアップ!

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Text●秋元美乃(@ぴあ編集部)


>>「FUJI ROCK FESTIVAL'09」1日目のレポート

>>「FUJI ROCK FESTIVAL'09」3日目のレポート

>>夏フェス特集2009

>>アーティストが選ぶ「フェスで観たいアーティスト」特集

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コメント

私も二日目だけフジロック行きました。
キヨシローのステージ、最高でした。
UAの「スローバラード」に泣きました・・・!

アイコ        2009年8月14日 03:09

今年は行けないかも…
いや 行くぞっ!
ふたりの自分と葛藤しながら…初日金曜日 ちゃっかり苗場に降り立っとりました。
フジロックで見るパティスミスは久しぶりで、この日をずっと待ってました! ライブレポート嬉しい!そう、あの場所での思いが 蘇ります。パティがあの日 残してくれたメッセージと 彼女の姿 強くて優しかった。あの場所で見ることが出来て ホントに幸せでした★
次の日の 清志郎ロックンロールショー めちゃくちゃ見たかったけど 今年はオアシスまで…フジロック濃厚な一日を過ごして帰りました。
なので 清志郎ロックンロールショーのライブレポートも嬉しかったです!清志郎の歌声を繰り返し聴いてるいま なんだか胸が熱くなりました
ありがとです★
レポート読みながら写真を見ていると、もう行きたい!来年はオールフジロック行きますー!!
また レポートしてくださいね~(^o^ )/~

プゥ        2009年8月19日 23:47

毎年必ず行っているのに、今年は行けなかったー、フジロック!

悔しい夏になりましたが、レポ読んでちょっぴり参加気分になりました。
アリガトウゴザイマス!
もち豚も美味しそう♪

来年こそはフジロックに帰るぞー!

筋肉少女子@ナゴムレコード        2009年8月21日 13:00