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FUJI ROCK FESTIVAL'09 1日目

今年も7月24日、25日、26日の3日間にわたり、新潟県苗場スキー場にて
「FUJI ROCK FESTIVAL'09」が開催された。
初日から大雨という生憎の天気で開幕した今回だが、前夜祭含め12万3千人が参加。

さて、ここでは3日間の模様を順次お届けしていきます。
まずは1日目のレポートから!

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■7月24日
ついに日本が誇る夏の一大フェス「FUJI ROCK FESTIVAL」がスタート!
天候は、残念ながら予想通りの雨。
でも、フジロッカーズはそんなことではめげません。
フジロック皆勤賞となる私も、レインウェア&長靴でいざ参戦!


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今年は入場ゲートを抜けると、まず、忌野清志郎さんによるお馴染みのうさぎのキャラクター「ヒトハタウサギ」が、フジロックのテーマソング『田舎へ行こう!』とともにフジロッカーズをお出迎え。
その姿は何だかフジロックの守り神のよう。
“3日間、無事に楽しく過ごせますように”と、お願いしたところで、さっそくグリーン・ステージへ。

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今年のトップバッターは東京スカパラダイスオーケストラ
お揃いのピンクのスーツに身を包み、迫力のパフォーマンスで繰り出すナンバーにオーディエンスはのっけから大盛り上がり。
さすがフェス・キング!
「(来場者のカッパを見て)カラフルでいいね。フジロックは世界一!」という谷中敦のMCが、早くもみんなの心をひとつにまとめあげた。
それにしても、朝いちで聴くスカのグルーヴは何とも気持ちいい。


そんな心地よいサウンドに浸りながら、体はホワイト・ステージへ。
目指すは我らがギターウルフ

「フジロックベイビー! ロッキンローーーーーーール!!」

セイジの雄叫びが苗場の山々にこだまする。
6月に痛めた足の怪我が心配されていたセイジだが、トオル、U.Gと3人で放つ音塊がそんな心配をすぐさま吹っ飛ばしてくれた。
「環七フィーバー」「ジェットジェネレーション」「フジヤマアタック」などキラー・チューンのオンパレードにアドレナリン大放出。
朝いちの“ロッキンロール”もこれまたたまらん!


フィールド・オブ・ヘヴンを覗くと、ちょうどGREAT3の高桑圭によるCurly Giraffeが。
キーボードに堀江博久、ギターに名越由貴夫ら、といった素晴らしい面子による大人なムードのロックに酔いしれていると、なんとCharaがゲストで登場。
こんなサプライズが楽しめるのもフジロックならでは。


そしてホワイト・ステージへ戻り、エボニー・ボーンズ!初来日を目撃。
このフジロック初日、一番の個性派キャラとして誰の目にも映ったであろうエボニーは、オーディエンスのカッパの色に負けじと、なんともド派手なルックスでコーラス隊と登場。
カラフルな色が舞うステージは見ているだけで心が晴れ晴れする。
エキセントリックかつアゲアゲなUKダンス・ビートに、いつしかとり憑かれたように躍りまくるオーディエンス。
ステージ上は世界各国の祭りが一度にやってきた、みたいな演出(?)で、まさにお祭り騒ぎ。
初来日にして彼女は、エボニー・ボーンズ!ここにあり、というインパクトを強烈に残した。
いやー、楽しかった!


エボニーのステージにすっかり浮足立ったままグリーン・ステージへ戻り、ダヴズに備える。
いまかいまかと待ちわびるオーディエンスの前に、4年ぶりのフジロックとなるダヴズ登場、歓声があがる。
自然に溶け込んでいくようなグッド・メロディは、聴く者の心を温め、音楽の素晴らしさに触れさせてくれた。
最後にみせたパーカッションの乱れ打ちは圧巻!


そして本日初めてのレッドマーキーを覗くと、LOW IQ & THE BEAT BREAKERが満員のフロアを熱く盛り上げている。
「このままフジロックが成功しますように!」というイチさんの言葉に一同、同感!!


雨の中、軽く腹ごしらえを済ませ、ここからはグリーン・ステージへばりつき。
目の周りに白と青のメイクを施し、レディーらしいワンピースで登場したリリー・アレンは、貫録さえ漂わすカッコいいステージングで終始オーディエンスを魅了。
「リリー・アレンです」というカタコトの日本語でキュートな一面もみせた彼女は、新たなポップ・アイコンと呼ぶに相応しい姿を十分に見せつけた。


次なるは、NYパンクの女王、パティ・スミス
登場と同時に、周りの空気が一変。
「フジー!」と彼女がひと言放つだけで、テンションのあがることあがること。
白いTシャツにジーンズ、黒いジャケット、ニット帽というシンプルなスタイルで、にこやかに手を振りながらステージを端から端までゆっくりと歩いてみせる。
山々を何度も見渡しながら、「ここはとても美しい。So Beautiful!」と口にする。
一時もパティ・スミスから目を離せない。
トムのギターの音色もとてもいい。
「Dancing Barefoot」「Because The Night」「People Have The Power」「Gloria」
「Rock 'N' Roll Nigger」といったセットリストにも大興奮だったが、何と言っても彼女のステージで圧倒されるのは、パティ自身が放つパワーであり、オーラであり、それはすなわちパティ・スミスの人間性に他ならない。
“世界中の子どもたちのために・・・”という言葉も、彼女だからこその本物の説得力を帯びて私たちに届く。
無二の存在感の持ち主は、オーディエンスだけでなく、まるで地球をも包み込むようなパワーとエネルギーでもって、強く優しく、そして毅然とその歌声を響かせた。


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そしてお次はモッド・ファーザー=ポール・ウェラー
なんか、ステージに立つ姿だけでもう、カッコ良い。
いきなりの攻めのスタイルに、グリーン・ステージ全体が沸き上がる。

と、ポール・ウェラーの決して色あせない雄姿を確認したところで、ステージをちょっと離れ小休止。
御大の歌をBGMにフェス飯、なんとも贅沢です。
これ、フジの醍醐味でもあります。
適度な休憩と食事は、野外フェスでもっとも大事な項目です。


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十分な休息をとったところで、お待ちかね、本日のヘッドライナー・オアシスへ!
何だか暗闇のいたるところまで、人・人・人で埋め尽くされているグリーン周辺。
どんなに雨に濡れぐしょぐしょになろうとも、足場の悪さゆえ泥んこになろうとも、みんながオアシスを求めてここに集まっている。
そう言えばオアシスがデビューした頃、“オアシス=みんなのうた”とよく称されていたけれど、本当にそうだ。
なんでこんなに知っているんだろう? と自分でも不思議に思うくらい、なぜか歌えるのだ。
それが、ここに集まった3万人を超えるオーディエンスがおそらく、皆そうなのだから、改めてすごいバンドだなーと思うしかない。
それにしても選曲はベストと言うべきセットリストで、「Rock n Roll Star」「Roll With It」「The Masterplan」「Morning Glory」「Wonderwall」「Supersonic」と必殺ナンバー目白押しに加え、「My Big Mouth」も飛び出すしまつ。
そして「Live Forever」が鳴らされた瞬間、唸りのような歓声が巻き起こった。
1stアルバムにしてオアシスを代表する名曲となったこの曲。
周囲を見渡すと、誰もが“これが聴きたかった”と言わんばかりの満足そうな顔をステージに向けている。
そして続く、ノエルがアコギを持っての「Don't Look Back in Anger」から「Champagne Supernova」の流れは、鳥肌が立つほど感動的だった。
降りしきる雨の中、3万人の大合唱はアンコールの「I Am The Walrus」まで続いた。

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雨の中ステージ後方から観ていたので、正直、リアムやノエルの調子はどうだったか、とか、そんな細かいことまではわからない。
ただただオアシスのうたを堪能した。
それで充分だった。
かつてブリットポップ・ムーブメントの渦中を堂々とサヴァイブし、愛され、時に罵られ、それでもやはり多くの愛でもって受け入れられ続けてきた彼らは、またも歴史的ライブをやってのけたのだ。
完全防水のカッパでもさすがにツラさは拭えない今日。
しかしライブ後は、誰しもが笑顔だった。
“オアシスのうた”って、そういう存在なのだ。


オアシスの余韻に浸りながらしばし休憩し、その後向かったのはレッドマーキー“PLANET GROOVE”のギャング・ギャング・ダンス
エレクトロやら生ドラムやらのトライバルなビート、グルーヴ、ノイズが疲れた体に容赦なく降りかかる。
が、気持ちいい~。
すごい人だったため、残念ながらステージ上まではよく見えず。
さて、そろそろROOKIE A GO-GOへ移動しよう。
(※ROOKIE A GO-GOレポートは後日別枠で掲載)


今日は本当はザ・ヴァージンズもピーチズもシミアン・モバイル・ディスコもトータスもゴングも観たかったー。
フジでは、体がいくつあっても足りないな~。
★本日のフェス飯・・・豚とろご飯、タイラーメン、五平餅、おにぎり&とん汁。

余談ですが・・・
小さなフジロッカーも、完全防備!

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Text●秋元美乃(@ぴあ編集部)

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