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SuiseiNoboAz インタビュー到着!

お次のインタビューはSuiseiNoboAz
2007年から活動を始めた、石原正晴(vo&g)、溝渕匠良(b)、櫻井範夫(ds)による3ピース。「FUJI ROCK FESTIVAL'09」への出演も決まり、じわじわと噂を広めている今年の注目株。無骨な音をかき鳴らす彼らの素顔とは?


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◆メンバーの出会いは? また、「SuiseiNoboAz」と書いて「スイセイノボアズ」と読むバンド名の由来は?

石原「僕と溝渕くんは同じ高校だったんですけど、一度も話したことがなかったんです。でも予備校が一緒になって。大学は別に進んで、僕の通った大学の友達の友達という形で再会しました」
櫻井「僕は結局大学には行っていないんですよ。でも東京の友人から『俺の通う大学のサークルに入るために東京に来い』と。それで『行く、行く』と、喜んで長野から上京してしまいました。でも、その友人はその大学に通っていなかったんですよ! ずっと騙されていて、騙され続けたまま現在上京8年目です」
石原「本当は、鍵盤かギターでもうひとりメンバーを入れようかとも思ったんですけど。今にして思えば3ピースもありですね。3ピースのこだわりとしては、3人だから、とか、人数が少ないから、とか、言い訳にはしたくないこと」
櫻井「みんなそれぞれがやりまくっているから、3人くらいがちょうどいいのかな?(笑)」
石原「バンド名の由来は、カート・ヴォネガットのSF小説『タイタンの妖女』。小説の中に出てくるボアズさんが水星さんに行くという話で、とてもいい小説ですよ。あんまりいい人が出てこない小説なんですけど。結局、嘘ばっかりの小説で、嘘でも本気になれるからいい、と。そこから『水星のボアズさん』=『スイセイノボアズ』というバンド名をつけました」


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◆これまで聴いてきた音楽や影響を受けたアーティストは?

櫻井「僕を騙した友人がギターをやっていたので、影響されてギターを始めたんですけど、いざバンドを組むときにギターが多くて。ジャンケンに負けたのでドラムをやることになりました。初ドラムは15歳、16歳のころですね。でも校則でバンドは禁止だったから高校は辞めちゃったんですよ(笑)。それで別の高校に入って卒業しました。好きなドラマーはたくさんいますよ。Hi-STANDARDとかNUMBER GIRLとかを通って、今ははっぴいえんどとか好きです」
溝渕「もともとJ-POPばっかりだったんです。で、高校2年生のころにバンドを組む話になり、ベースが余っていたのでベース担当に(笑)。大学に入ってからはピンクフロイドとかフランク・ザッパとか、70年代を中心に聴いてきましたね。今日の朝、聴いてきたのは『YOMOYA』というバンド。仲良しのバンドです」
石原「僕は奥田民生さんが好きでギターを買いました。それが中学2年生くらいのことですね。クラッシュとかのパンクも好きだったんですけど、高校に入ってからはトム・ウェイツ。フォーク、カントリー、渋いのが好きかも。高田渡さんとかいいですよね。僕は音フェチなところがありまして、アナログの音が好きなんですよねぇ」


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◆お互いのキャラ紹介をお願いします!

石原「僕らは特にリーダーもいないので、会議という名目で飲みに行って、なんやかんや話し合います。でも飲んでいるから何を喋っているか覚えていないですね(笑)。よく分かんなくなって終了します。それぞれノリがフザけているので・・・・・・なんとなくバランスが取れている。僕は理屈っぽいところがあるかも(笑)。溝渕くんはダメな感じの人ですよ。溝渕くんはペーパードライバーなので、運転してくれ、と言ってもやってくれない。でも他のふたりが運転できるから、バランスが取れています」
櫻井「石原さんのダメなところは、頑固。頑固なのに怠け者。業務的なことが滞ったり。特に酒を飲むと頑固になります。つまんないことで我を張り出す(笑)。例えば『あのバンドはダブだ』『いぃや、ダブじゃないっっ!!』みたいな言い合いをして譲らない(笑)。どっちでもいいのに! 溝渕さんはポツリと出る一言が面白いです。トイレに行くとき、誰かが『トイレ行く』と言うと『続かせてもらうわ』とか。言い方の問題なんだけど妙に可笑しい。いい声で言うから(笑)」
石原「そういう意味で溝渕さんはムードメイカー」
溝渕「櫻井くんは酔っ払うとダメ」
石原「ツアー中は、僕と櫻井くんしか運転できないから飲んだらダメなのに、ふと見たら飲んじゃってる!」
櫻井「石原くんに許可取ったじゃん!」
石原「確かに、次の移動は2時間くらいだったから許可は出したけど・・・・・・」
櫻井「許可が出たからには、俺、ほとばしらなくちゃいけない!と思って(笑)。石原くんの分まで飲むぞ!!って」
石原「夜中、誰もいない街でゲラゲラ笑い出すし」
櫻井「嘘?」
石原「ほんと、ほんと。携帯とか財布とか、ボトボト道に落とすし。しょうがないから車に押し込みました。そしたら大声で『石原さん、ありがとうっ!』って。あれ、本当に腹が立ったな(笑)」
櫻井「(爆笑)。酒飲んで線路に落ちたこともありましたね。それで人に助けられたんだけど、その助けてくれた人がラジオに投稿したみたいで、友人から『線路に落ちたんでしょ?』って言われて」
石原「ラジオに投稿されたんだ(笑)。もう道化を演じきるしかないな。まぁ、櫻井くんは明るいから。疲れたときでもテンション高いから気持ち的に助かります」
櫻井「けっこう記憶なくしますけど、本当はいい感じに飲みたいですよ。大人なムードでレバ刺しでもつまみながら」
溝渕「そう、しんみりとね」
櫻井「スイセイノボアズはホテルに泊まらず酒を飲みながら移動している、という噂がたっているみたいで・・・・・使命感で飲んでいます!」


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◆3人で作る音のこだわりは?

石原「誰でも踊ることができる音楽を目指しています。歌詞とかアンサンブルとか、ライブではややこしくしたくない。酒飲んで踊れる、が基本。グルーヴとかヴァイブスという言葉もキーワード。ほとんどムード的な言葉ですけど(笑)。ドラム、ベースがドーンときて。それがかみ合って踊ることができる音楽。3人が中心に向き合ってライブをやるのは、単純に音が聴きやすいから。ベースが真ん中で、ドラムが自分のほうをむいてくれているのは、とにかく演りやすい」
櫻井「ドラムにとっても、すごくやりやすい。今までは人のケツしか見て叩いてないから(笑)」
溝渕「立ち位置センターのベースというのは、いいっす。支えている感じがして、いいっす」
石原「平等のバランスでせめぎ合っているのが格好いいと思うんですよ。音数も音量も役割も。ちょうど正三角形になる感じ。本番になるとベースは大きくなるけど、そうなったらギターも大きくなる」
櫻井「そうなるとドラムも大きくなる(笑)。でもドラムは限界があるんですよ! アンプとかないし、やっぱり人力じゃないですか。一番不利です」
石原「だから、どれかで間を埋めるとか、どれがデカイとか、そういうことはせずにパズルみたいにかみ合っているのが理想です」


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◆フジロック初出演への意気込みは?

櫻井「僕は1回しか遊びに行っていない」
溝渕「僕はフジロックも他のフェスも行ったことがないです」
石原「僕はいろいろと行きましたね。ライジングサンとか。でもここ3~4年くらいパッタリ行かなくなりました。最近はバンドを頑張っていたので、フェスは見るより出たいなぁ、と思っていたので。やっとルーキーステージに出ることができて嬉しいです。そもそもキャンプとかアウトドアが好きなんですよ。僕はゆらゆら帝国が大好きで、どのフェスに行っても、毎回ゆら帝がベストアクト! あと、フジロックのMO'SOME TONEBENDERの演奏を見て、一度やめていたバンドをもう一度やろう、と思ったエピソードもありますね。毎回、死にそうになりながらライブを演っているから、フジロックも死にそうになりながら演ると思います!」
櫻井「去年は60本強のライブをやったと思います。今年はそれを上回る本数になるペースですね。僕らは何処でも誰とでもライブをやるんですけど、高円寺のワンルームで演奏したときは驚きましたね」
石原「もう本当にアパートみたいなライブハウスですから。家庭用のアンプだったり、お客さんがドラムと僕の間にいたりとか」
櫻井「PAもセルフでした(笑)」
石原「ステージのないフロアライブは好きですよ。ベースアンプすらないような場所だったり。いろんな方法でバランスを取りますけど、最終的には気合いだけで演奏(笑)。どんな環境でもやります! ライブ前に必ずやるのはストレッチとメンバーとの握手。ハイタッチしたり」
櫻井「ハイタッチはしないだろう!(笑)」
溝渕「・・・・・・あとは『レッドブル』を飲みます」
櫻井「CMみたいに強くなるから? でもあれ迷信じゃね? まぁ、気合いのひとつですね」
溝渕「ライブの前に他のバンドのいい演奏を観ると、自分たちもいい演奏ができます」


◆番組名は『六本木クラブサーモン』。さて、好きな鮭料理は?

石原「ちゃんちゃん焼きですかね。味噌をかける・・・・・・石狩鍋の鉄板バージョンみたいな。お酒のCMで見て、美味しそうだったから自分で家で作ってみたんですよ。そしたら美味しかった。作り方はインターネットで調べました」
溝渕「僕は普通に握り寿司。やっぱり、もうちょっと高価でもいいと思うほど美味しいものです。それだけの価値があります」
櫻井「俺は・・・・・・そうだなぁ、俺んちで石狩鍋パーティやったよな。じゃぁ、石狩鍋でいいか」
石原「彼の家は宴会場です」
櫻井「石狩鍋・・・・・・か、カルパッチョ・・・・・・(悩)」
石原「どっちでもいいよ(笑)」


Photo&Text●生田ユリ


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