LIVElog/@ぴあ | THE CORNELIUS GROUP「SENSUOUS SYNCHORONIZED SHOW“UNPLUGGED”」  @content

THE CORNELIUS GROUP「SENSUOUS SYNCHORONIZED SHOW“UNPLUGGED”」  @content

DVD『SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW』、リミックスCD『CM3』のリリース記念をかねて、
THE CORNELIUS GROUPが一夜限りのアンプラグド・ライブを開催。
5月18日、東京都現代美術館内のレストラン、contentにて行われた
ステージの模様をお届け!

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5月8日にメキシコの首都、メキシコシティを皮切りに16日の米・パモナまで行われる予定だった
海外ツアーが、新型インフルエンザの影響で中止となったなか、
急遽一夜限りの公演「THE CORNELIUS GROUP“SENSUOUS SYNCHORONIZED SHOW”UNPLUGGED」を行ったTHE CORNELIUS GROUP
会場は東京都現代美術館内にあるレストランcontentにて、
タイトル通りアンプラグドで演奏という、プレミアムなものとなった。

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陽気なBGM『テキーラ』が流れる中、
フードとドリンクを楽しみながら開演を待つという空間が、なんともアットホーム。
振舞われたフードがメキシカンというのも心憎い。

ステージ上に所狭しと並ぶ、ピアニカ、アコースティックギター、トライアングル、
シェイカー、バスドラ、シンバル、エレアコベース・・・といった“アンプラグド”な楽器に、
今から始まるライブがどんなものになるのかと、期待が膨らむ。
もちろん、全員分のウインドチャイムもしっかり存在している。

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お客さんがそれぞれに想像をめぐらせる中、
観客の横を通りおそろいのジャケット姿でTHE CORNELIUS GROUPの4人がステージに登場。
おもむろにサウンドを鳴らし始め、ついに1曲目『BREEZIN'』でこの日のライブは幕を開けた。

全編を通してバックのスクリーンに流れるのはお馴染みの映像だが、
耳に飛び込んでくるアコースティック調なサウンドが妙に新鮮に響く。
小山田曰く「この形態でやるのは初めて。1回しか練習してなくて」とは、何とも驚き。
後日、同所で行われる堀江氏の結婚披露パーティの予行練習だ、というMCに会場から笑いがこぼれる。

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本人の言葉どおり「アンプラグドだけど、けっこうプラグド」なサウンドではあるものの、
これまでのツアーで見せてきたショウとはまるで印象が違うステージに、
4人の感覚的鋭角さと卓越したプレイヤビリティを再確認せずにはいられない。
そしてなんと言っても、生音を相手に本気で遊んでいるのだ、この人たちは。

思えば、CORNELIUSが作り出す音楽は、
デジタル、コンピュータを駆使したテクノロジーの洪水のように思われがちだが、
実はとてもヒューマンな作業が多々施されている。
今回のステージでも行っていたが、
1本1本手でギターの弦をゆるめてマイナー音を出したりするのも、その代表的な例に挙げられる。
もしかしたら、CORNELIUSにとってはアンプラグドもプラグドも、同列のものなのかもしれない。

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“音楽、映像、照明のシンクロ”がテーマであった『Sensuous』ツアーで、
完璧なまでに壮大かつ緻密なライブ構成を実現した彼らが、
スケールは違えど、このアンプラグド・ライブでもその世界を映し出したことは実に興味深かった。
とはいえ、演奏のやり直しやほんわかしたMCなど、普段のステージでは見られない姿も見られ、
ゆるめの空気感も充分に楽しめる、不思議なステージだった。
また、アンコールの前には、スタッフが運んだテキーラで乾杯するという粋な一幕も。

最終曲『SLEEP WARM』を聴きながら、
2006年にSuper Deluxeで行われた『Sensuous』新作披露宴を思い返してみた。
初めて『Sensuous』をライブ体験した日に感じた、何かが始まる時の感覚、知らないものに初めて触れる感覚と、今日体感したものは、おそらく同じだったと思う。
CORNELIUSが誘う未体験ゾーンには、果てがない。
まったくもって“未知との遭遇”だらけだ。

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とことんエディットし尽くす発想も、
「メキシコ公演がキャンセルになったから日本でライブをやろう、しかもアンプラグドで」的な発想も、
共通しているのは遊び心だ。
一連のSYNCHORONIZED SHOWの、おそらく国内最後となるステージが
アンプラグドというとびきりの遊び心に、大満足の一夜だった。

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余談だが、終演後には、メンバー全員がCDやTシャツにサインしてくれるという
“メンバーとの遭遇”もあり。
長蛇の列に並ぶ来場者たちの笑みあふれる顔が印象的だった。


Text●秋元美乃(@ぴあ編集部)


==SET LIST==

01 BREEZIN'
02 TONER
03 TONE TWLIGHT
04 DROP
05 OMSTART
06 WATARIDORI
07 BEEP IT
08 MUSIC
09 SENSUOUS
・・・・・・・・・・・・・
10 SLEEP WARM



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