LIVElog/@ぴあ | PUNKSPRING 09 @幕張メッセ

PUNKSPRING 09 @幕張メッセ

4月5日に幕張メッセで開催された

春のロックフェスティバル「PUNKSPRING 09」の

ライブレポが到着しました!


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R&B/ヒップホップ系アクトによる“SPRINGROOVE”と並んで、今やすっかり“春フェス”として人気が定着したパンクの祭典“PUNKSPRING”。今年も前売りチケットはソールド・アウト。会場の幕張メッセには、この日を待ちわびたパンク・キッズが、お気に入りのTシャツ姿(バンドTシャツはもとより“PUNKSPRING”Tシャツ率高し。それだけこのフェス自体が愛されているということだろう)で大集結した。

が、なんとなく例年と場内のムードが違う。何が違うのかと思ったら、オーディエンスの層とタイプだった。従来より明らかに若いし、女性(というか女の子)が多くて、雰囲気的には邦楽の人気バンドのライヴに近い。そこで納得。そう、今回は、突然の活動休止が衝撃を呼んだELLEGARDENのフロントマン、細美武士が、ソロ・プロジェクトで初ライヴを披露することになっており、さらには新世代ロック・バンドの中でも群を抜くライヴ・スキルを誇る、人気沸騰中の9mm Parabellum Bulletも参戦しているのだ。

というわけで、先にその2組のライヴの印象から。細美武士バンドは、ELLEGARDENよりもテンポ・ダウンし、ピアノを取り入れるなど深みを増したサウンドで進化を示していたし、音楽を楽しんでいる様子が伝わってきて、嬉しくもあった。しかし、あのブチ切れ寸前の、心臓を鷲づかみにするようなエモーションの滾りが感じられない。そこに少なからず、物足りなさを感じてしまった。もちろん、ライヴの感想など個人差があるし、ELLEGARDENを日本が世界に誇れるメロディック・パンク/エモ・バンドだと確信してきた筆者の期待値が、高すぎたせいなのかもしれない。また、当の細美武士自身も、もっとスケール感で聴かせるような音楽をやりたいのかもしれない。いずれにしても、類い希な才能を持つ細美武士の今後に、注目し続けたいと思う。

そして9mm Parabellum Bullet。本人たちも言っていることだが、彼らのライヴは、観る度にその強度、重度、熱度を上げている。今回は偉大なる先達たちと同じステージに立つということで、気合いの入り方もハンパじゃなく、会場の温度を2度も3度も上昇させるような、ガチなライヴで魅せてくれた。アッパレ!

他のバンドに目を移そう。とある国から飛んできたミサイルについて言及しながら、ロックンロールへの、パンクへの愛情を全身で示していたザ・クロマニヨンズに、お約束の1分間静止パフォーマンス(!?)も含め、相変わらずのライヴ巧者ぶりで熱狂の渦を巻き起こしたスウェーデンの雄、ザ・ハイヴス。70年代UKオリジナル・パンクスの貫禄を見せつけたザ・ダムドに、骨太の屈強なサウンドで男気を炸裂させていたバッド・レリジョン。コミカルなミュージカル(!?)まで披露して、楽しいパンクを演出したNOFXに、トリを飾るにふさわしい超アゲアゲのセットで大団円を迎えさせてくれたSUM 41……と、フェスならではの短時間集中型の超濃縮ライヴが続き、時間を忘れて1日楽しむことができた。

けれど、個人的なハイライトは、オープニング・アクトの直後、13時きっかりから観た、ラモーンズのたったひとりの生存メンバー=マーキー・ラモーンのバンドだった。初めて生で体感するマーキ
ーのドラミングと、30分間ノン・ストップ(!)の名曲メドレーに、図らずも涙腺がゆるみまくってしまった。ラモーンズよ、永遠なれ!!

この“PUNKSPRING”が終わると、次はいよいよ“FUJI ROCK FESTIVAL”と“SUMMER SONIC”だ。暑くて熱~い、ロックの夏がまた始まる――。

Text●鈴木宏和


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★★★番外編★★★ バックステージツアー

「来日アーティスト特集」で掲載した、PUNKSPRING 09のバックステージご招待に
見事ご当選されたザ・クロマニヨンズファンの橋本英子さんとともに、
舞台の裏側をぐる~~っと回ってきました!


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記念撮影では、なぜか近くにいた外国の方が乱入!
このフレンドリーなところもフェスの醍醐味ですね。


<橋本さんの感想>
私たちがライブを楽しんでいる間に、表だけでなく裏でも数多くの人が働いていました。普通は見ることのできない舞台裏、機材、ケータリングルームやプレスルームなどを見学し、貴重な経験をさせて頂きました。そして、ライブのほうは、一番好きで見たかったアーティスト、クロマニヨンズは短い時間だったけれど、良さが凝縮されたロックンロールでした!

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