LIVElog/@ぴあ | エレファントカシマシ@日本武道館

エレファントカシマシ@日本武道館

ニュー・アルバム『昇れる太陽』のリリースを控えるエレファントカシマシが、
4月11日、8年ぶりに日本武道館に登場!
約2時間半にわたる熱演のもようはこちら!


20090421_elekashi_01.JPG

******************************************

あの伝説の「3000席の武道館」から18年、前回の公演からは8年ぶりに、エレファントカシマシが日本武道館へ還って来た。チケットはものすごい勢いでソールドアウトしたそうだ。この場所を懐かしく思う人も、新鮮だと感じる人も、それぞれの思いを乗せて新たなるエレカシ武道館伝説の幕開けである。

1曲目は、総勢14名のストリングスを従えた『新しい季節へキミと』。いきなりの派手な演出に驚くが、2曲目は、一転して攻撃的なバンドサウンドのみの『この世は最高!』。サポートはヒラマミキオ(g)と蔦谷好位置(key)だ。2008年の『今はここが真ん中さ!』と、1988年のデビュー曲『デーデ』を並べるなど、新旧取り混ぜたベスト的な選曲で序盤からバンドは飛ばす。

「張り切って練習してきたんで、いっぱい曲をやります。最高の夜にしようぜ!」
弾んだ声のMCに続いて、『風に吹かれて』『悲しみの果て』など90年代のおなじみのシングル曲をていねいに歌ったあと、初期の代表曲『男は行く』では、喉も裂けよと吠える宮本。デビューから21年の中で曲調は様々に変化したが、圧倒的な歌の力は健在どころか、今が一番声が出ているのではないか。宮本の歌をうまいと感じる人はあまりいないかもしれないが、この人は本当にうまい。パワー、音程、発音、表現力、どれをとってもズバ抜けている。


20090421_elekashi_02.JPG


中盤のハイライトは、再びストリングスをバックに歌った初期の人気曲『シャララ』。さらに定番曲『珍奇男』での、意味はよくわからないが圧倒的に肯定的なパワーを感じるパフォーマンスも不変。そして15曲目『It’s my life』から22曲目、本編ラストの『俺たちの明日』まではすべて前作『STARTING OVER』とリリース前の最新作『昇れる太陽』からの曲だ。『ハナウタ~遠い昔からの物語~』を歌う前に、宮本が独り言のように言う。

「最高のアルバムができました。ずっと歌ってきたことを、やっとまっすぐに歌えるようになって、最高の曲ができました」

ベテランバンドの存在証明は、最新曲が最高だと自ら思い、聴き手にも思われることだろう。ストリングスをバックに歌った『絆』『笑顔の未来へ』『桜の花、舞い上がる道を』など、新しい曲たちが持つ純粋に美しいメロディとまっすぐな言葉、明るい開放感、肯定的なパワーの中には、確かに「今が最高だ」と思い思われる強い確信があった。「さぁ、頑張ろうぜ」と、ありふれた言葉の中に万感の思いを込めて『俺たちの明日』を歌う宮本。もうずっと長い間、生きることと歌うことに一切手を抜かないこの男の姿を見るだけで、「よっしゃ、頑張るか」という思いがふつふつと煮えたぎってくる。


20090421_elekashi_03.JPG


アンコールは4曲。97年の大ヒット曲『今宵の月のように』から1stアルバムの1曲目『ファイティングマン』まで、全26曲を歌って嗄れかかった喉を振り絞って宮本が歌う。
「明日からドーンと行けよ。オジサンがどこかで見てるぜ」

最後の曲を歌う前、冗談交じりの軽いMCが妙に心に残る。宮本がどこかで見てるんなら、ドーンと行かないと怒られそうだ。何がドーンなのかはよくわからないが、エレファントカシマシの歌が、心の深いところ、生命力に直結した何かを揺さぶってくることはわかった。
エレファントカシマシ、とにかく今が最高である。

Text●宮本英夫

>>エレファントカシマシの公演情報はこちら

>>六角精児×宮本浩次対談&動画コメント

>>エレファントカシマシ武道館公演のニュース

>>エレファントカシマシ公式サイトへ

>>ユニバーサルミュージックのエレファントカシマシ公式サイトへ

トラックバック

トラックバックURL: