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TERIYAKI BOYZ(R)@Zepp Tokyo

ニュー・アルバム『SERIOUS JAPANESE』を携えて、全国ツアーを敢行したTERIYAKI BOYZ(R)
そのファイナルとなった3月5日、Zepp Tokyoを熱く揺らした彼らのステージの模様はこちら!


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3年2ヵ月ぶりにリリースした2ndアルバム『SERIOUS JAPANESE』のレコ発ツアーは横浜、仙台、名古屋、大阪、福岡、広島と巡り、3月5日、Zepp Tokyoのライブで千秋楽を迎えた。
何もかもがスペシャルなオールスター・ユニットゆえにニュー・アルバムがリリースされたこと自体が大きな驚きと喜びをもってリスナーに迎えられたわけだが、その内容がさらなる進化を見せつけたもので(ついに全米デビューも決定!)、間髪入れずにこうして全国ツアーも敢行したのだから、TERIYAKI BOYZ(R)の本気度が伝わってくるというものだ。

もちろん、会場は超満員。
メンバーがステージに現れたときの歓声はすさまじく、彼らのライブがどれだけ貴重なものであるかを端的に表していた。
フロアの前方、後方、2階もその熱気に温度差はなく、入場時に配られた紙製の王冠を被るなどして能動的にライブを楽しもうとするお客さんが多く、その様子はTERIYAKI BOYZ(R)の存在感や音楽性と重なった。


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会場の期待感を無尽蔵に膨らませていくイントロを経て鳴らされた「ZOCK-ON」、「TOKYO DRIFT(FAST & FURIOUS)」のファレル・ウィリアム産トラックでは、独特のビート感を悠々と、しかし、熱量たっぷりに乗りこなしながら4人のMC=ILMARI、RYO-Z、VERBAL、WISEがラップを放っていく。
あらためて興味深かったのは、彼らのマイクを持つ佇まいがそれぞれのグループやソロ活動のときのそれとはやはり大きく異なり、完全にTERIYAKI BOYZ(R)仕様になっていたことだ。
その根源にあるのは、海外の凄腕トラック・メイカーたちが手がけたオーセンティックなサウンドと対等に渡りあいながら、邦楽と洋楽のあいだを自由に行き来する痛快なアーティチュードにほかならない。
そういう観点から見ても、この日ステージのど真ん中のブースでサウンドを司っていたTERIYAKI BOYZ(R)の生みの親であり、プロデュサー兼DJのNIGO(R)の存在はかなり大きい。

MCはそこそこに、すべての曲がパーティ・チューンと言っても過言ではない楽曲群を次々とキックしていくなかで印象的だったのは中盤過ぎの流れで、この日唯一の女性ゲストであるMADEMOISELLE YULIAが近未来的な華やかさをふりまいた「AFTER 5(A.M.)」から、ヒップホップの成り立ちと構造を楽しく解説する「School of Rock」、そしてTERIYAKI BOYZ(R)バージョンに変換したRIP SLYMEの「熱帯夜」、WISEの「SHINE LIKE A STAR」、m-floの「Lotta Love」とつなげ、会場は大盛り上がり。
その大いなる遊び心とスキルからは、オールスター・ユニットは1日して成らずというシリアスなメッセージさえも感じ取ることができた。


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アンコールでは日本語ラップのパイオニアである高木完が登場し歴史をつなげば、その後4人のMCはフリースタイルでマイクリレー。
オーラスはTERIYAKI BOYZ(R)の“誕生曲”「KAMIKAZE 108」で締め、僕らが世界中の音楽リスナーに誇るべきビッグ・パーティ『DO YOU LIKE JAPAN? TOUR』は幕を閉じた。
そして、このパーティに参加したひとりとして最後に確信したのは——TERIYAKI BOYZ(R)は、終わらない!


Text●三宅正一(fixed)
Photo●依田純子


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