LIVElog/@ぴあ | Dragon Ashフリーライブ@代々木公園野外ステージ

Dragon Ashフリーライブ@代々木公園野外ステージ

Dragon Ashが、3月3日、代々木公園野外ステージにてフリーライブを行った。

このライブは、「撮影し放題」という前代未聞の企画付きとあって、
携帯やデジカメを持参したファンが集結!

寒さ吹き飛ばす熱いパフォーマンスの模様をお届けします!


Dragon-Ash_1.jpg


******************************************

「午後から雪」という天気予報に応えるように、15時過ぎから冷たい粒が舞い始めた代々木公園・野外ステージ。Dragon Ashのニュー・アルバム『FREEDOM』の公開リリース・パーティーであると同時に、3月18日からスタートする全国ツアーの前哨戦とも言えるこのフリーライブを目撃しようと、肌を刺すような寒さにもかかわらず何千人ものオーディエンスが開演時刻の15:40を待っている。


開演5分前、前説担当=アントキの猪木による「アップロード用の撮影は許可します!」という声に、会場はさらにヒートアップ!――そう、この日のライブはDragon Ash公式HPで事前に「みんなでライブの模様を動画撮影してYouTubeにUPしよう!」とアナウンスされていたものだ。一般にはライブでの撮影が禁止されている中で、他ならぬバンド側からの「撮影OK」の呼びかけは異例中の異例だ。


15:40、アルバム『FREEDOM』のオープニング「Intro」がSEとして鳴り響いた途端、会場から湧き上がる大合唱! そして会場から多数の携帯電話やビデオカメラが掲げられる中、Dragon Ashの7人が姿を現すと、その合唱は「ウオー!」と怒号のような歓声へと変わる。「レディース&ジェントルメン! 飛び跳ねろー!」というKjのコールで1曲目「Freedom」へ突入。厳しい寒さを吹き飛ばす、熱風のような爽快なロック・アンサンブル! 早くもステージ前は観客のジャンプで激しく波打っている。ステージ中央のお立ち台に昇ったダンサー・ATSUSHIの情熱的なアクションが、キッズの熱気をさらに高めていく。「短いけど、楽しんで帰ってください」というKjの言葉を挟んで、「繋がりSUNSET」へ。熱いエモーションをメロウなギターの響きに託し、大切な人たちとの連帯を歌い上げたこの曲が、数千人のオーディエンスの心をじっくり、確かに包んでいく。

Dragon-Ash_2.jpg


そんな会場の熱気を満足そうに眺めながら、Kjはゆっくりと語った。
「いろんな形態で音楽も聴けるようになってると思うし、いろんな音楽が並列化してると思うんですけど……ロック・バンドのライブの場所っていうのは、自分たちにとっていちばん大切な場所なので、こういう機会を設けました。ちょっとしか曲もやれないし、こんな寒空の下なんですけど、誠心誠意、一生懸命やりますので。がっつり楽しんで帰ってください!」
誰よりもロックにこだわるからこそ、「誰もやらないこと」を。ネット経由でいつでもどこでも音楽に触れられる時代だからこそ、「今、ここ」でしか触れられない音を――このフリーライブそのものが、そんな彼らの信念に根ざしたものであることが100%伝わってくる、真摯なメッセージだ。


続く「Velvet Touch」では再びオーディエンスの大合唱を巻き起こし、今やライブの定番曲である「La Bamba」では「代々木、調子どうだ?」と歌詞をアレンジしてみせるKjにさらに高い歓声が! ここでKjが「あの……時間的な制約もあって、あと2曲しかやれないんですけど。すみません」と告げると、残念そうなキッズの悲鳴のような声が湧き上がる。が、「こういう行為がすごく大切だと思うし。足並み揃えずに、みんなでロック・ミュージックを盛り上げていきましょう!」とKjが続けると、それに応えるように再び数千人の熱い雄叫び! 「素晴らしい機会を与えてもらったので、少しでも友達に還元したいと思って、ゲストを呼んでみました! レディース&ジェントルメン、SBK!」というコールに導かれて、SBKのShigeoとShunがオン・ステージ! 盟友SBKとのコラボ・シリーズ最新曲「Episode 6」の、Kj×Shigeo×Shunのアグレッシブな3MCバトルが、オーディエンスをさらに激しく熱くアゲていく。


Dragon-Ash_3.jpg

ラスト・ナンバー「運命共同体」を前に、Kjは再びみんなに語りかけた。
「貴重な場所を提供してくれたスタッフと、雨の日にこんなに集まってくれたみなさんに、でっかい感謝です。ありがとうございます! ロック・バンドとかロック・ミュージックが、みんなを楽しませる音楽であり続けるようにとか、みんなを驚かせる音楽であり続けることを願って、最後に歌います」
ラテン・アレンジとアコースティック基調のサウンドにこめられた、風のように爽やかなDragon Ashの闘志。それを全身で謳歌するかのように、最後の一瞬まで飛び跳ね、歌い、踊りまくっていたキッズたち。30分あまりという短いステージではあったものの、デビューから12年経ってさらに熱さと包容力を増したDragon Ashの「今」を誰もが体感できた、最高のロック・アクトだった。

Text●高橋智樹

■SET LIST

[Intro]
01 Freedom
02 繋がりSUNSET
03 Velvet Touch
04 La Bamba
05 Episode6
06 運命共同体
[Outro]

>>ニュー・アルバム『FREEDOM』のインタビューを読む

>>Dragon Ashの公式サイトへ

トラックバック

トラックバックURL: