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コールドプレイ@さいたまスーパーアリーナ

先日行われた第51回グラミー賞で、「ソング・オブ・ザ・イヤー」ほか3部門で受賞を果たしたコールドプレイ。
いまやイギリスが世界に誇るロック・バンドとなった彼らの、約2年半ぶりとなる単独来日公演から、2月11日、さいたまスーパーアリーナのレポートをどうぞ!!


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個人的な話で恐縮なのだが、コールドプレイのライブを観ると必ず、泣きそうになってしまう。
いや、正直に言おう。実際もう何度も泣いてしまっている。コールドプレイの音楽の何が、かくも涙を誘うのだろうのか――。
あえてひと言で言うなら、それは親密感なのではないかと思う。
もちろん、その前提として、曲の素晴らしさやメロディの美しさがあることは言うまでもないのだけれど、それがライブという場で鳴らされる時、メンバー4人のバンド・パフォーマンス、そして何よりクリス・マーティンの歌声が、まるで聴き手一人ひとりと対話しているかのような近さで心に届き、ダイレクトに琴線を揺さぶってくるのだ。
ここまで楽曲と、シンガーとタイトに繋がり合える感覚を味わえるバンドは、広いシーンを見渡してみてもそうはいない。しかも、会場が日本武道館であっても、苗場のグリーン・ステージであっても千葉マリンスタジアムであっても、その親密感はまったく揺らぐことがない。


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もちろん今回もそうだった。グラミー賞7部門にノミネートされ、3部門で栄冠を手にした世界最高峰のバンドが、何千何万ものオーディエンスと――あなた自身とも、僕自身とも――1対1の関係でコネクトしてしまうのだ。
こんなバンドと同じ時代を生きられるのは、本当に幸せなことだと思う。


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今回の公演はもう、どアタマから感動的だった。SEのヨハン・シュトラウス『美しく青きドナウ』が途切れて客電が落ち、大歓声が巻き起こる中、メンバーは眩い光を放つ花火を手にステージに登場。
その光景の美しさと言ったら!
そして最新作『美しき生命』のオープニング曲『天然色の人生』で幕を開けたライブは、以降約90分の間、クライマックスの波が何度も何度も押し寄せる、まさにミラクルな展開だった。
早くも4曲目に披露され、♪イエーイ♪の大合唱が巻き起こった『イン・マイ・プレイス』。
グラミー受賞の報告をして温かい拍手に包まれた後、黄色い風船が舞う中(クリスがギターのヘッドで風船を割るひと幕も)で珠玉のメロディが紡がれた『イエロー』。
エンディングにマイクが会場に向けられ、オーディエンスが歌を締め括った『フィックス・ユー』。
そして、お待ちかね『美しき生命』での怒涛のごとき歓喜の渦。
さらにはアリーナ後方に設置された小ステージに移動して、オーディエンスの目の前でプレイされた心温まるアコースティック・セットに、紙吹雪ならぬ紙蝶々が舞い降りた『ラヴァーズ・イン・ジャパン』……泣きどころ(!?)が超満載である。


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気がつけば、アンコールのラスト『天然色の人生 2』の、天上から光が降り注ぐようなアウトロが鳴り響き、至福のひとときが文字通り夢のように終わっていた。
明日にでもまた観たい。そう思ったのは、決して僕だけではないだろう。

Text●鈴木宏和 
Photo●シャノン・ヒギンス

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