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フランツ・フェルディナンド来日公演@Zepp Tokyo

一夜限りの来日公演を2月10日、Zepp Tokyoで行ったフランツ・フェルディナンド。
最新アルバム『トゥナイト』からの楽曲を中心に、フロアを揺らしまくった彼らの公演をレポート!


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2004年に鮮烈なデビューを飾って以降、UKアーティスト史上最速となる日本武道館公演を成功させたり、「FUJI ROCK FESTIVAL」のヘッドライナーに大抜擢されたりと、本国イギリスのみならず、ここ日本でも驚異的な勢いでファン・ベースを拡大していったフランツ・フェルディナンド。
しばらく表立った動きがなかった彼らだったが、今年1月に3年半ぶりのニュー・アルバム『トゥナイト』をリリース。その直後の絶好のタイミングで、来日公演が実現した。
しかも、たった一夜限りである。
当然、チケットは完全ソールド・アウト。バンドとの久々の再会を首を長くして待ちわびていたファンで、会場はギッシリと埋め尽くされていた。


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取り立てて演奏が上手いというバンドではないけれど(失礼!)、フック満載のキャッチーなメロディと、破格にアップリフティングなダンス・グルーヴで、観る者聴く者を問答無用で踊らせてしまうというのが、フランツ・フェルディナンドのサウンドのキモ。
だから正直、ぐっとテンポを落として、タイトル通り夜の雰囲気をまとったセクシーでムーディな仕上がりとなっている新作のナンバーが、ライブの場でどう機能していくのか、そこが楽しみでありつつ、ちょっと不安でもあった。
ところが、これがなんとも見事なマッチング。
オープニングを飾った「キャサリン~ガールズ・ネヴァー・ノウ~」から、本編のエンディング曲「ユリシーズ」、そしてアンコールで披露された「ホワット・シー・ケイム・フォー」まで、セット・リストのほぼ半分を占めた『トゥナイト』からの楽曲群が、高揚感&躍動感あふれるダンス・ロック/ポップにチューン・アップされていて、フロアを揺らしまくっていたのだ。
これにはビックリ。


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そう、フランツ・フェルディナンドとは、ダンス・ミュージックの享楽性、快楽性を知り尽くし、何よりオーディエンスを気持ちよく踊らせることをモットーとしているバンドなのだ。
演奏が特別上手いわけではないと書いたが、タイトさ、ダイナミックさを増し、押し引きのツボを心得たバンド・パフォーマンスは充分に観ごたえ/聴きごたえがあった(とりわけアンコールでの、メンバー全員による激しいドラム&パーカッション乱れ打ちは圧巻!)し、彼らは素晴らしいライブ・バンドだと思う。そのことを改めて実感したプレミアム・ショウだった。


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ちなみに、この日のライブの模様は、札幌、名古屋、大阪、福岡の特別会場にファンを招き、生中継された。
実にイキな計らいだったと思うけれど、近いうちに今度は主要都市をしっかり廻る来日ツアーをやって、ライブ・バンドとしての魅力をより多くの人に伝えてほしい。

Text●鈴木宏和
Photo●MITCH IKEDA

<セットリスト/2009年2月10日@Zepp Tokyo>
01.No You Girls
02.The Dark Of The Matinee
03.Send Him Away
04.Come on Home
05.Do You Want To
06.Live Alone
07.Walk Away
08.Bite Hard
09.Take Me Out
10.Turn It On
11.40'
12.Michael
13.Ulysses
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14.What She Came For
15.Outsiders
16.This Fire


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