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プライマル・スクリーム来日公演@Zepp Tokyo

ニュー・アルバム『Beautiful Future』を引っさげて、万年実験集団プライマルが来日!
昨年のフジロックでは2日間にわたりフジロッカーズを熱狂させただけに、
今回はまさにファン待望の単独来日公演となった。
ここでは、1月28日(水)、29日(木)にZepp Tokyoで行われた東京公演から、
1月28日(水)のレポートをお送りします!!


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「ハロー、トーキョー」

ダークグレーのスーツ姿で登場したボビーの声に、早くも熱気漲るフロアから大歓声が挙がる。
暗転した会場を緑のレーザーが貫き、ステージ後方いっぱいに拡がるLEDスクリーンに映し出された赤に染まった映像が、メンバーのシルエットを浮かび上がらせる。

「ハロー、こちらゴージャス」

おなじみのSEで幕開けたツアー1曲目は、『KILL ALL HIPPIES』だ。Primal定番の幕開けのひとつだが、何度経験しても毎回ゾクッと鳥肌の立つ瞬間でもある。
ステージ上、向かって左にギターのアンドリュー、彼の後方にキーボードのダフィ、そしてドラムのダーリン。その前方にはベースのマニ、彼の隣にはサポート・ギターを務めるリトル・バーリーのバーリー・ガドガン。古い映画や街のイメージが次々と映し出されるスクリーンを背にしてステージ・センターに立つのはもちろん、ボビーだ。


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『MISS LUCIFER』のように、ソリッドなエレクトロニック・グルーヴ轟くエッジィなナンバーを歌う時でもクールなボビーに代わり、アンドリューと向かい合ってベースを弾きまくるなど、ライブ早々からマニがバンドきってのパフォーマーぶりを大発揮。
また、サポートながらマニに次いでステージを盛り上げていたのが、バーリー。ポール・ウェラーやスピリチュアライズドのサポートとしてもひっぱりだこの敏腕ギタリストだけに、『JAILBIRD』での彼の演奏には耳と目が釘付け状態に。

そんな中でもこの夜とくに圧倒されたのが、衝撃的なほどダークに始まった『HIGHER THAN THE SUN』から『SUICIDE BOMB』へと続く場面だ。『HIGHER THAN THE SUN』のイントロやインターのダークさと、キーボードとダブのリズムに彩られた歌メロ部分の明るさとのギャップに度肝を抜かれているところに、<ドアーズ×ダブ>とでも形容したくなるPrimalらしい斬新な方程式で『SUICIDE BOMB』を鳴らし、とどめを刺す。
9thアルバム『Beautiful Future』はバンド史上最高にポップな逸品との声も高いが、あの瞬間、Primal Screamは決して守りの姿勢には入らない」ということを再確認した気がする。


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そして、『SICK CITY』からラストの『ROCKS』に至るディスコ・ゾーンでフロアの熱気はついに頂点へ。なかでもハイライト・シーンが、ロックンロール魂が炸裂しまくっていた『MOVIN ON UP』と、文字通り“ディスコ&パンク”具合にしびれた『SWASTIKA EYES』。とりわけ『SWASTIKA EYES』では、この日いちばんの笑顔を浮かべたボビーが、曲の途中で敬礼のポーズを決めたり、リリックに合わせて目かくしをしてみせる場面も。

アンコールでは本編で出し切れなかったエネルギーを出し切るべくじわじわと熱を上げ、最後を飾った『ACCELERATOR』の轟音ノイズで昇天。終演後バックステージで会ったアンドリューが、「爆音、大丈夫だった?」とたずねてくれたが、大丈夫。この夜の轟音はすべての観客の頭蓋骨に、最高にキモチのいい余韻を残してくれたはずだ。

Text●早川加奈子

<セットリスト 2009/1/28&1/29@Zepp Tokyo>

Kill All Hippies
Can’t Go Back
Miss Lucifer
Suicide Sally
Jailbird
When The Bomb Drops
Beautiful Future
Higher Than The Sun
Beautiful Summer
Deep Hit
Exterminator
Suicide Bomb
Sick City
Shoot Speed
Swastika Eyes
Movin On Up
Rocks

Uptown
Necro Hex / Josh Homme
Country Girl
Accelerator


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