LIVElog/@ぴあ | あらかじめ決められた恋人たちへインタビュー到着!

あらかじめ決められた恋人たちへインタビュー到着!

続いては、あらかじめ決められた恋人たちへ、略して“あら恋”のインタビューをどうぞ!

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ピアニカ奏者、池永正二による大阪発のインスト・ユニット、あらかじめ決められた恋人たちへ。ノスタルジックな音色と情緒的なメロディ、風景画のような色彩を放つエレクトロなダブ・サウンドは、2000年の活動開始以来ダブ界のみならず、ロック界、レゲエ界、映画界などさまざまなシーンから熱い視線を集めている。そんな「あら恋」は、今もっとも注目すべきユニットだ!

◆気になるユニット名「あらかじめ決められた恋人たちへ」。略して「あら恋」。一度聞いたら忘れられない名前の由来は?

池永「1971年の映画で『あらかじめ失われた恋人たちよ』という邦画があったんですね。言葉の持つエネルギーがパーンとあったんで、このタイトルからもらいました」

◆ピアニカとの出会いは? また、現在使用しているピアニカは何?

池永「自主映画を作っていて、その小道具としてピアニカと出会いました。中3のころにギターをやったことも。布袋寅泰に憧れて(笑)。でも、ぜんぜんギターうまくならないんで弾くと言うより擦ったり叩いたり落としてみたりそんな事をやるようになりました。それらの音を録音しようとして自宅録音を始めました。その流れで打ち込みサウンドも。今、使っているピアニカはスズキのメロディオンの改造版。ピュンピュンマシンと呼ばれる発信機みたいなのを内蔵しています。正確には“ピアニカ”というのはヤマハの商品名で鍵盤ハーモニカというのが正式名称みたいです」

◆目を閉じて聴けば、彼らの楽曲群からは柔らかな情景が浮かぶ。映画のワンシーンのような曲が多いあら恋だが、音作りのポリシーとは?

池永「情景がうかぶような音楽を作ろうとすると単なる写生で終わってしまうんです。まずは音ありき。音を作りながらその音から景色が返ってくる感じ。景色が広がったらその物語の続きを音に落とし込んで、じゃまた別の情景が出てくるので、それをまた音に落としたり分断したり無視したり。じゃ、またイメージがでてくるのでそれをまた・・・といった感じです。倍倍ゲーム、ネズミ講みたいですね(笑)」

◆町田康原作の映画『パンク侍、斬られて候』ほか、数々の映画音楽も担当するあら恋。はたしてあら恋はサントラ・ミュージックなのだろうか。ダブ、ロック、オルタナ、レゲエなどジャンル分類が難しいあら恋を、自身はどう見ている?

池永「サントラというのは映像ありきなので、音楽で映画を作りたい、という想いがあります。でもジャンルってなると難しいですよね。新しい言葉があったらええねんなぁ。シネマティック・ダブ・・・・・・でどうでしょうか。略してシブ!!(笑)。 なんかね、わかって欲しいけど、わかって欲しくないような。秘密にしたいような。でもバレていて欲しいみたいな。そんな気持ちですね」

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◆インストへのこだわりは?

池永「そもそも俺、音痴なんです。だから歌えない(笑)・・・・・・ちょっと待って、このままやったらアホみたいやから、ちゃんとしたこと言います。インストなら聴いている人にイメージを残せるでしょう。聴いた人に1週間ぐらい後味を残すような。そういう余白は残しておきたいんです。僕自身そういう後味を残すような音楽だったり映画が好きですし。結局インストのほうが性にあっているんだと思います。ストレートにはっきりものを言える性格ではないので。意見というのはどちら側の目線につくかの問題だけであって、結局、損得勘定なんだと思います。でも音楽の場合、イメージがすごく重要で、「がんばれ」だの「好きだ」だのイメージにもなってない言葉を歌うよりはインストの方が有効だと思います」

◆今後の夢は?

池永「目先のことで言うと、ライブアルバムの完成を目指しています。まずはこれ。ほんで小さなことからコツコツといけばいいんです。西川きよし師匠ですよ。小さなことからコツコツと!(笑)」

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◆番組名は『六本木クラブサーモン』。さて、好きな鮭料理は?

池永「よく作るのはムニエル。レシピを紹介します。まず鮭の水気取って、塩コショウふって小麦粉まぶして。ここがポイントですが、オレガノやローズマリーなどハーブ系と一緒に焼くと香りがいいです。フライパンにバターと油ひいて、最初強火で30秒焼いて、弱火で1分。裏返したら白ワインでフランベ。そこでフタをして2~3分、弱火で蒸したら完成です」


Text●生田ユリ

>>オンエア第一話その2 (あらかじめ決められた恋人たちへ)


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