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WORLD HAPPINESS LOVE&MAMMY AND SOMETIME DADDY

8月10日に夢の島公園にて行われた野外フェス・イベント”WORLD HAPPINNESS”。
信藤三雄と高橋幸宏がイベント・キュレーターとなり開催された大人の夏フェスをレポート!

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(c) WORLD HAPPINESS


“親子で参加できる究極のリラックスタイム”という、これまでの夏フェスとは一味違うコンセプトのイベントが、高橋幸宏とデザイナーの信藤三雄の呼びかけによって8月10日に開催された。その名も「WORLD HAPPINESS LOVE&MAMMY AND SOMETIME DADDY」。

当日、会場の夢の島公園には、芝生の上に大勢の親子が、配布されたビニールシート(親子クマの柄がかわいい!)の上に座ってさながら遠足のよう。子どもが走り回っている姿も多く見られ、なんとものんびりした空間ができあがっている。到着するやいなや、メインとなるセンターステージ1発目の東京スカパラダイスオーケストラのライブがちょうどスタート。メンバーが全員揃って登場した瞬間に、会場は一気にヒートアップ、大歓声が上がる。「(We know it's)All or Nothing」からはじまり、「Pride Of Lions」まで、相変わらず勢いのあるハイテンションの9人の演奏に圧倒される。

センターステージとレフトステージの2か所で交互にライブが開催。お客さんはどこに座っても両方とも見れる上、次のライブまでの待ち時間がほとんどなく手際よい進行になっている配慮に、ピースなイベントらしさを感じる。

続いて、同じくセンターステージで鈴木慶一によるCaptain HATE and The Seasick Sailors feat.曽我部恵一。ヘイト船長らしく(?)、帽子とボーダーシャツで鈴木慶一が登場。アルバム『ヘイト船長とラヴ航海士』の「おー、阿呆船よ何処へ」で、フォークとテクノのような音が混ざり合い、カッコイイとしか言いようがないライブを披露。曽我部のソロ「浜辺」では、相変わらずの甘くやさしい声と心に染み渡る歌詞に、会場全体が聴き浸っていた。

ここで一旦休憩。会場内をうろついていると、子ども達の遊び場を発見。特設テントでアニメを見て笑っている子どももいて「家族でフェス参加っていいなー」とうらやましくなってしまう。

さて、高橋幸宏率いるpupa登場。CDジャケットでも着用していたユニフォームで7人が登場。原田知世のささやくような歌声と、高野寛の心地よい歌声が耳に響く。力の抜けたpupaの音楽に心癒される。

このイベントは、高野寛が実は3つのバンドに参加している。1回目は先述のpupa。2回目はTHE BOOMの宮沢和史が率いるGANGA ZUMBA。3回目はHASYMOの演奏サポートメンバー。GANGA ZUMBAは沖縄系のメロディにブラジルのサンバなどを合わせた夏らしい底抜けに明るいサウンドで、踊り歌い回る宮沢とメンバーたちによって、この日一番華やかなライブパフォーマンスを披露した。

GANGA ZUMBAの前に、忘れられないのはリリー・フランキー。バンドではなく、ギター弾き語りで、フォーク調の歌を披露。自身が昨年鬱病になったという経験から生まれた曲たちからは、生きることへの思いが伝わる。ライブの最後には、おでん君の着ぐるみがステージに立ち、TVアニメ「おでん君」の自作の主題歌(といっても、一度もTVでは流れていないらしいのだが)も演奏。子ども達が、一斉にステージ上の巨大おでん君に反応していた。

シーナ&ロケッツ、東京ブラボーと懐かしい面々を聴き終えると、トリを飾るHASYMOの高橋幸宏、坂本龍一、細野晴臣が登場、会場に大歓声が起きる。サポートに高野寛、高田連。さすがとしか言いようがないオーラと緊張感がステージに漂う中、無言で演奏が始まる。完成度の高さ、そして余裕ある落ち着き。完璧なライブアクトに会場中が集中した。アンコールでは名曲「Rydeen79/07」も演奏。前へ進み続ける3人の力を見せ付けたライブで締めくくられたWORLD HAPPINESS。来年の開催が既に待ち遠しい。

Text●@ぴあ編集部

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